とっくの昔に別れを告げられたのに
まだあの人のこと考えてる
元に戻りたいわけじゃないけれど
未来に向うあの人を応援する気にはなれないんだ
あの人の、隣にいる誰かを思うと胸が苦しい
未練という名の執着心
とっくの昔に終わっているのに
いつまでも捨てられない淡い期待
いつまでも捨てられない恋心
自分には何もないともがいてた。
空っぽになった自尊心
転んで立てなくなった時
自分はもうだめだとうなだれた。
でも、立ち上がり方をなんとか見つけて立ち上がる。
とぼとぼ歩いて振り返る
今まで頑張って、踏ん張って
ここまで歩いてきたじゃんか。
気づけば、そんな誇らしさを感じてる。
汗まみれの誇らしさは、空っぽの自尊心に染み渡る
誰にも分からない、私だけの誇らしさ。
私のことを振った彼。
もう一度、話があると呼び出されて
二人で夜の海に行ったんだ。
やっぱりまだ好きだと告げられる。
そんな都合のいいことあるもんか
今さら遅いと心が叫ぶ
夜の波にのまれてしまえ
のこのこ彼に着いてきた
サヨナラを言えない恋心
見透かされてる私の気持ち
未練という名の恋心
闇夜の海に投げ捨てるんだ
去り際のカッコいい女になるために。
自転車に乗って買い物に行く。
図書館に行く。
病院に行く。
その時々で、考えることは違っている。
気分の明るいときは、風が心地よくて、日がキラキラ輝いて。
気分が塞いでいるときは、通りすがりの誰かを邪魔に感じてしまったり、光が眩しすぎて目が眩んでしまったり。
その時々で、見える景色が違うんだ。
その時々で、感じる世界が違うんだ。
自転車に乗って、明日の私は何を思うのだろう。
毎日、違う何かを発見する。
いつもと同じ道なのに、毎日違う道なんだ。
心の健康のためにしていること。
私の場合は、溜めないこと。溜めないで、吐き出すこと。思いを言葉にして、伝えたり、紙に書いて破り捨てる。時にはアプリやSNSを利用して、発散することもある。
我慢を美徳にする教えもあるけれど、我慢はどこかに必ず負担がくる。最初は美徳ですんでいても、
そのうちどこかに歪みが生じる。自分で気付けばまだ良いが、我慢を、我慢と自覚せずに生きていると、そのうち身体に異変が生じる。
少なくとも、私には無理だ。
人格者には程遠い行為かもしれないが、そのほうがずっと人間らしい。と私は思う。
今日もたくさん吐き出そう。みっともなくても。情けなくても。
それが素直な私なのだから。