うわぁーやっちゃったー
毎回毎回同じことするんだよ
ここ行ったらこれ買おとか思ってるのに忘れる
しかも今日は君に話したいこともあったのに
緊張しすぎて言えなかった
このタイミングで言おう的なやつじゃないからさ
ちゃんと準備とかしたいのよ
でも結局当日になってやっぱ変かも
とか思って言えないんだよね
「まじで気づいてよ鈍感なんだから...」
深いため息を吐いてトーク画面を見つめる
今この気持ちを送れたらなぁ
「私あんたのこと好きよ」
「先程失恋しました」
「テストの点数が目標にあと一歩届きませんでした」
「今日大好きな人と結婚しました」
「友達と喧嘩してしまいました」
「悪口を言われました」
「映画で感動しました」
色んな人の色んな涙を使って
今日も世界に虹がかかる
私の好きな人は年中長袖を着るような人でした
日光にあたると肌が荒れてしまうとかで
ものすっごく肌が白くて華奢で可愛らしい
そんな言葉が似合う人
そんな君がこの前半袖を着ていました
いつもは隠れていて見えない手首や肘
空気に触れさせたらいけないのではないかと
思うほど肌が綺麗でした
半袖を着た君は年相応でとてもキラキラしていて
素敵だと感じました
私はあなたが好きです
でも私の友達もあなたが好きです
私は君とずっと一緒にいたいです
それと同じくらい友達とも一緒にいたいです
私が選べる立場なのかは分からないけれど
私はどっちをとったら良いのでしょう
君が好きなんだと言いたい
でも友達も好きだから抜け駆けしてるみたいになる
だから勇気が出ない
言えそうなのに言えない
それがとてもつらくて
今日も自分の部屋で泣いてしまった
2人同時に告白をしたら
誰かが辛くなるにしろいいのではないかとおもって
君を屋上に呼び出した
「「あなたの事が好きです」」
君はクラスの人気者で
いつも周りには友達がいて
先生からは信頼されていて
部活ではいっつもいい成績で
その上テストの成績まで良くて
なんで私と親友なんだろう?って
ずっと思ってた
あなたはクラスでは割とおとなしい
でも2人きりの時にはよく喋るしよく笑う
とても可愛くて
性格も良くて
楽器が得意で
歌も上手で
ノリもよくて
とてもいい人
私と親友でいてくれる
私のことを完璧超人みたいに言っているけれど
テストの成績も運動神経も芸術的センスも
何もかもあなたに叶わない
『キラキラと輝いているあなたの親友でいられるように今日も明日も私はあなたを追いかけ続ける』