暗がりは怖い
先が見えないから
何に襲われるかわからないから
出口のようで、奥深くへと迷い込んでしまうから
だから道導をするんだ
迷った時に、確かな指標になるもの
縋るものが欲しいから

ハーブティーの香りが、鼻腔を刺激する
昼下がりのアフタヌーンティーの時間だ
焼きたてのスコーンと、香りが自慢のストレートティー
甘いのがお好きならミルクティーもどうぞ

愛の言葉を囁いたとて
ブラウン管越しのドラマじゃ、気持ちが伝わるわけがない
愛とは、想いとは何なのか
疎い私にはよくわからない
愛されたい
愛された人間じゃなかったから

一生ものの友達ってさ
出会った時にはわかんないもんなんだね
まさか私たちがそんなズッ友になってるなんて
思いもよらなかったよね
趣味だって好みだって違うのに
離れてたって、このLINEと手紙で
ずっと繋がっているもんね

行かないで
電車のホームで、通り過ぎる車両を眺めていた
遠くへと行ってしまう、あの人のことを考えている
あの先で、元気にやっているのだろうか
ご飯は食べれているのだろうか
そのことを考えるだけで、胸が張り裂けるように冷たくなる