9/28/2024, 2:16:57 AM
雨宿りの軒先は、よく見ると色々な発見がある。雨の音、古くなったビルの壁、こんなところにと見つけた路地裏、地下につながる階段と小さなカフェ。
ただ待っているのも味気ない、このカフェでコーヒーでも飲んでいこう。
私は階段を降りてその先の扉を開いた。
9/27/2024, 3:20:54 AM
落ち葉が色づく季節、いつも秋が来るたびにいつだっけと忘れてしまう
秋はいつもどの時期なのか覚えてなくて、さらに地域ごとに違うから転勤族の私はいつも混乱してしまう
だけども、秋は好き
涼しいし、物思いに耽るにはぴったりだから
9/26/2024, 3:25:34 AM
窓から外を眺めると、桜の花びらが宙を舞っている。
「綺麗だね」
その景色を眺めて、私は呟いた。
「ええ、そうですね」
その人は素直に頷いた。それから桜から私に視線を移す。
春風に揺れる彼女の髪が、私の視界で柔らかに揺れた。
「私が好きな花です」
彼女はそう言って、また笑った。
ある時は風に揺られた彼女の黒髪が美しく輝いていた。
9/25/2024, 3:31:12 AM
不定形の想いは、日々形を変えて
私たちの心を揺さぶっていく
好きだった気持ちはいつしか執着となり、心を蝕む
だけども喪失の感情から、新たな出会いを生み出すこともある
私たちは、不定形の人生を歩む
9/24/2024, 3:22:57 AM
寂れていつしか使われなくなったジャングルジム
危険とか気にせずに登っていた小学校の頃
今でこそ娯楽は山ほどあるけども、取り壊された公園を見て昔を懐かしく思う