コウ

Open App
1/21/2024, 3:42:51 AM

海の底にいる夢を見る。
深く、暗い。叫ぶ声も泡となってどこにも届かないこの場所は、誰からも見つけてもらえない死の峡谷。
藻屑となった私は生きることも死ぬことも出来ずに、ただ海を彷徨うだけ。
ただの夢だけど、こんな末路もあったのかな、と思うほどにはいやにリアルなその夢は、私の心を確かに蝕んでいた。

1/20/2024, 3:07:39 AM

会いたくて
ただ会いたくて、ボクは駆けてきたんだよ。
キミの顔を早く見たくて。
キミの声を聞きたくて。
その手に触れたくて。
それを言ったらキミはバカみたいって笑うけど。
そんな姿も早く見たいだけなんだ。

1/19/2024, 3:26:19 AM

鍵をかけて閉ざされた日記がある。鍵自体は無くしたらしい。
おそらく学生の頃の日記なんだろうが、中身は一体何だったのだろう。覚えているようで覚えてない。
大したことは書いていないだろうが、開かないとなると少し気になる。
当時の私は何を思って書いたのだろうか。あの時のものがあの日記には全て詰まっている。

1/18/2024, 3:30:48 AM

木枯らしが吹き荒れる。
寒さが見に沁みてたまらない。
暖冬と聞いてたけどやっぱり寒いものは寒い。
目の前に目標の建物があるはずなのに、手が悴んで前に進むことすら精一杯だ。
そうしてる間にも時間が経っていく。
いそがないと。

1/17/2024, 3:33:35 AM

美しいものと言っても人それぞれ。
後世に讃えられた芸術品を美しいと言ったり、逆に道路に捨てられた靴を美しいという人もいる。
時には陰鬱な赤き血潮を美しいとすら思う。
またおなじものであっても、美しいと見えたりそうではなかったりする。
親しい人に対してその差異が発覚したときは悲しくなるが、またそれも人なのである。

Next