コウ

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11/14/2023, 3:28:29 AM

キミのと別れ。
それはきっと間違ってないのに、ふとした時に切なさが押し寄せる。
でもキミは微笑みながら「また会いましょう」と言った。
これからもキミと笑顔で会える未来を信じて、僕はキミを忘れずに生きていく。

11/13/2023, 3:26:23 AM

一か八か、丁か半かの一騎打ち。
暇と金を持て余した奴らが集まるここは、賭博場。
欲望に塗れた権力者たちが、いっときのスリルを求めてこの船へと乗り込むのだ。
勝てば官軍、負ければ奴隷。
司法では捌けないこの海上の要塞に、今日も誰かの欲望が渦巻く。

11/12/2023, 3:08:56 AM

翼の折れた少年がいた。
その者は天使であったが
ある時にとても不幸な目に遭い、翼が折れてしまった。
直る見込みがないと言われ、彼はこのままいるよりは消えてしまった方がいいと思っていたが、消えることはできないまま今に至る。
そんな彼は、ある日ふとした時に人間の子と出会う。
子は折れたその翼に怯えることはなく、ただその翼を美しいと言った。
折れた翼など無くなっても良いとすら思っていた彼にとって、その言葉が一匙の救いとなったのだ。

11/11/2023, 8:15:05 AM

ススキの葉が風に揺れると、秋の気配。
木枯らしの冷たい風が静かに音を立てて近寄ってくる。
そうすると緑に色付いていた葉はたちまちに役目を終え、彩を落として風に揺れて樹木から離れて落ちていくのだ。
なんだか、少し切なさを連れて。

11/10/2023, 3:34:56 AM

彼が忘れたはずの過去が、脳裏に蘇る。
思い出というより妄想かもしれない。
彼は幼い頃に見た夢と瓜二つ。ただし、それは夢のはずなのだが、なぜ彼の日常が同じになっているのだろうか。
彼の気持ちが揺れる中、現実か夢か、境界線が消えていく。

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