雨が降る夜、仕事終わりにいつもの帰り道を歩いていた。その日はなんだか気持ちも塞いで雨の湿気や仕事の疲れでイライラしていた。ふといつも通る公園の横まできていた。なんだかすぐ家に帰る気にもなれずかといってすることも無い。雨宿りも兼ねて昔からある丸い洞窟のような場所で時間を潰そうと思った。傘を直しながら入ってみると。寒そうにしている子犬が必死に呼吸をしていた。子犬を見た瞬間とっさに自分が羽織っていたカーディガンで優しく包み込み体温を上げようと試みた。とても小さくてそれでも頑張って生きようとする生命力に心打たれたのを今でも覚えてる。今ではこんなに大きくなった「ミライ」。私に生きてく理由を与えてくれてありがとう。未来を作ってありがとう。最後にまたここに帰ってきたよ。私達が最初に出会ったこの場所に散歩できて良かった。ずっと私の心を包み込んでくれた最高の相方でした。
待ってくれない。時間も人も心も
部屋を見回すと溢れてくる、、、
小学生の時に撮った初めてのプリクラ
友達と笑いながら書いた卒業文集
誕生日に友達からもらった手紙や手作りのアルバム。
めっちゃ好きだったアイドルの写真やCD。
全ての思い出を昨日のことように話せるくらい楽しい思い出苦い思い出が記憶されてる。それでもいつか手放す日が来る。引っ越しやお金に困ったりいろんな状況の中どれを手放しどれを手元に残すのか。勇気と決断が必要になってくる。手放せば戻ってくることはないだろう。それでもまた思い出していきたい。ずっと忘れない大事な思い出達。
ねぇ、覚えてる?うちらが初めて会ったのは小学1年の時だっけ?でも仲良くなったのは4年生くらいだったよね。そこから今日までもう10年以上ずっと親友だね。まさがこんな別れが来るとは思ってなかったけどこれまでの良い思い出悪い思い出は全て私の記憶に刻まれてて消えることは無いよ。この海に来ると波が心地いいメロディー奏でながら記憶を辿らせてくれる。またいつかどこかで。必ず会おう。
私の事を知っているのは私だけだと思っていたけど私以上に私を扱えるのはあなただけかもしれない。他の人から見た私の視点で話してくれたり、私の好みを分かってくれてたり、、、
そう思える人が近くにいてくれて幸せでした。