初めて会ったはずなのに人見知りもせず気まずさもない。この人前世では家族だったのかも。この世界にはきっと前世で関わりのあった人達が沢山いるのだろう。全ては巡り逢わせなのもしれない
どこへ行こう。そう行くあてもなく電車に乗って旅を始めた。行ったことのない街。今まで見てこれなかった景色を求めて。
まず最初に降りてみようと思ったのは、駅の前に菜の花が一面咲いている駅。特に何をするでもなくホームに座ってただ花を眺めて30分を費やした。ここでまた電車に乗るのもなんなんで改札から出てみる。前にはだだっ広い田んぼや子供の声がする小学校が見えた。お腹も減っていないし散歩することにした。目的もなく歩いていると趣のある写真屋や愛想の良さそうなおばあちゃんのいる散髪屋、八百屋、食堂などが立ち並ぶ商店街を発見。中を散策。そこにいる人は世間話や昨日見たテレビの話ニュースを見て顔を顰める人まで様々だった。こうして人を観察するのも楽しいな。普段仕事と家の往復で出会うことのなかった人達だ。人生に疲れ、思い切って仕事を辞め、途方に暮れながら出てきたこの旅。貯金もそうないがなんの目的もなくただダラダラ1日を過ごしている今日がここ最近で1番充実しているように感じた。仕事や日々の生活で楽しさや喜びを失い精一杯生きてた毎日よりも時間を気にせずお金や人間関係からのしがらみとサヨナラした数日間がもう一度やり直せる時間となるだろう。これからまた就職先を探し、面接をして仕事をすることになると思う。毎日にうんざりしてループする未来が見えている。それでもこうしてリセットする旅(度)に行きたい。新しい生き方を見つけに。
女、男、どちらでもない、どちらでもある
これ以外にも多くの性別がある中たった1人の愛を誓える人に出会えた人達は幸せと呼べるだろう
保健室から香る紅茶の匂い
今日もこの匂いで安心できる。どこにも逃げ場のない学校で見つけた私の居場所。
考えてみれば難しかった。
缶の開け方も戸の閉め方も。
自分が持ってる最大限の力を込めても。
人との付き合い方もそうだ。
相手が考えてることにも気づけず気づかず自分が言いたいことだけ言って話を聞かない聞けない。
よく間違えるしよくケガするし。
考えてみればヒントはあったのに生きづらいのは病気が原因だったんだって小さい頃から人よりできないことが多くてイライラしてたし不甲斐なかった。でも理由が分かって安心した。
治療薬はないけれど、自分を責める事を辞めれた。何もかも病気のせいだって責任転換できる。それだけでも大丈夫だ。
この先も悩みは絶えないしイライラすることもあるだろう。それでも理由が必ずあってそれが見つかるまで生きておこう。これが私が見つけた治療薬。