今回の人生こうやって終わっていくのかななんて思いたくなかったよ。
だいたい今回ってなんだよ。
来世とかあるかさえわかんないのに。
才能が欲しいよ、先生が何度も何度も
「才能は磨くもの」だと呟いて笑う。
冷たく少しずつ私を削っていく。
簡単に剥がれ落ちそうになる。
行きたい、その景色が見たい。
幾冊も積み重なる、地図は、私をどこへ連れて行ってくれるの?助けを求められるほどに疲弊していないよね?
私に聞いて、答えて。
君の言葉がこんなにも刺さっていく事があるなんて。
悲しいなんて簡単で食べ飽きた言葉はいらないのに。
それしかないの?
好きなものが好きすぎて嫌いになる
自分の理想の世界が、自分とは遠く離れすぎて、辛いし疲れる。だけど、その世界が近すぎても、はじめからその中にいたら、きっと理想じゃないし、美しいとも思えないんだろうから。
独占欲
私メディアなんて嫌いよ、だって貴方が私のものだけじゃなくなっちゃうもの。
私、束縛は嫌いよ、だれにも縛られたくないわ。
私、貴方の恋人なんか嫌いよ、貴方は私のものなんだもの。
あいつの噂話、あの子の熱愛放送も全部聞き流して、私の声だけを聞いていてね。
ほらまた貴方を見る私の目が落ちてしまいそう。
貴方が頭に浮かぶから眠れないのよ、目の奥が痛いわ。
ねえ助けてよ、きっとこれは病気よ。もう数十年しか持たないかもしれない。
貴方にしか治せないでしょう。
夢から覚めるために飛び込んでしまうの。
貴方と同じ生き物にはなれないから、貴方は水中を自由に泳げる、目も開けられるかもしれないけど、私は
ヒトだから、水の中では目は開けられないし、息ができないのよ。
ねえだから、私のワンルームに大きな水槽を用意するから、そこにいてよ。ずっとずっと、私が溺れそうになったとき、助けてくれたじゃない。どうせ出会ったときも貴方は狭いプールにいたじゃない。
貴方は望んでいるんでしょう?
私が息をすることを。
私は貴方のためなら、貴方と同じ生き物になれないなら、もう助からないわ。
そんなに変わっていないみたい。心はそんな簡単に変わらないんだ。
でも、なんだか去年よりも前に進んだんだと思う。