仕事を退職されたとお聞きしました。
あなたと一緒に仕事をしたのは1年間でした。
初めは正直私も不安でした。
この仕事を始めて1年しか経験のない私が、教える立場でできるのかなと思っていました。
二人で始めた時は失敗があり、大変なこともありました。それでも二人でどんなことも乗り越えることができました。
あなたと一緒に働いている時にあなたが見せてくれる笑顔が私はとても好きでした。
私のくだらない冗談にも笑ってくれるあなたは本当にかわいくて、一緒にいれることが楽しかった。
そんなあなたが退職すると聞かされた時は、とても驚きました。そして今は寂しさを感じています。
またあなたに会いたい。会っていろいろと楽しく話もしたい。またあなたの笑顔を見たい。
心と心が通じ合うとはどういうことだろう?
人の心は見えないもの。
私はあなたの心を見ることはできない。
あなたも私の心を見るのことはできない。
見ることはできなくても、寄り添うことはできる。
あなたは私にそう言いました。そして私のことを守ると言ってくれました。
とても嬉しかったわ。そう言ってくれただけでも。
あなたは私のために戦い続けてくれた。
あなたのあの時の言葉にウソはなかった。
でも、もうあなたと一緒にいることはできない。
次は私があなたのことを守ってあげる。
たとえこの身が滅んでも、あなたのことだけは私が守るから。
私の心はいつもあなたのそばにいるから。
何でもないフリ
彼女は何でもないフリをしているが、きっとつらいのだろうな。
人に痛みや辛さを見せることに慣れていない人間にとっては、萎縮してしまい余計に視線を考えてしまう。
また恐ろしく感じてしまうものさ。
部屋の片隅で
部屋の片隅で私は泣いていた。
部屋の片隅であの子も泣いていた。
窓の外を見ると雨が降っている。
もうここから出なくてすむのなら。
楽になれるのに。