ひそかな想い
数年ぶりにあなたから連絡が来た。おしゃれで可愛らしいあなた。久々だからかその文面が可愛らしく、愛おしかった。私は約束を取り付けあなたに会う。
あなたは言った。「今付き合ってる人がいる。」
なんとなく、そんな気はしてた。クリスマスに予定があったり、バレンタインの作ったものに手が込んでいたり。私はもらっていない。そして今あなたはその方と、の付き合い方に悩んでいる。君がその方との今後の付き合い方をどう選ぼうと私はこの先の君の人生に幸せがあることを願っている。
ありがとう
生きててくれてありがとう
私と一緒にいてくれてありがとう
私の話を楽しそうに聞いてくれてありがとう
私が困っている時に手を差し伸べてくれてありがとう
笑顔のあなたをこれからも見続けたい
そっと伝えたい
桜の葉脈に沿って開いた穴から覗くように。ここから見える世界は小さくとも、あなたへの想いはこの穴から直線上に伸びている。か細くとも、聞こえなくてもいい。ただ狂い咲くことを許して欲しい。
未来の記憶
なんて持っているわけがなかろう。
まぁ、そんなこと言っても面白くないので私が思う未来の記憶の話でもしようか。
未来の記憶はなくても未来を思い描くことはできる。ただなんとなく、こうでありたいとか、この人といたいとか、逆に自分はこうなると決めていることもある。それは未来の記憶と言えるのではないだろうか。自分が思い描き、それが実際に叶った時。それこそが未来の記憶。今思い描く未来の私は未来の記憶となっているのだろうか。
君の背中
姿勢の良い、凛としたその立ち姿に見惚れていた。君の生い立ちや、性格を全て知っているわけではない。今は遠く離れたところに住んでいて、しばらく連絡も取れていない。ただ、今君が進んでいる道が君にとって最善で、君が美しく輝ける場所であることを私は願っている。