今日はspecial day。
週末は
ずっと
ぐーたらしていられるから。
けど週初めからは
息を止める思いをして、
乗り越えなきゃ行けない。
週末までずっと。
でも今日は
週末の中でも特にspecial。
何を隠そうこの私、
今日地球を滅ぼすから☆
地球を殺めて私も…なんて
妄想が過ぎる。
そうできたら
どれだけ良いだろうか。
そもそもできてたら
私はもっと早くにやっていた。
耐える必要がないから。
はぁ。
また週初めを怯える週末を過ごすのか。
何も変わらずに
ずっとずーっと、
このままなのか。
"Good Midnight!"
気分が上がらない真夜中。
いい真夜中にできたらなぁって
空を見上げる。
揺れる木陰に
殴られるように起きたのが今日。
のんびりしたスローライフで
陰が揺れて、
隙間からくる太陽の光は
大音量の目覚ましに等しい。
この平々凡々とした生活は
やりたくない事を頑張って、
泣きそうになりながら早起きして!
やっと手に入れたのに!
陰が揺れただけで起こされるのは
さすがに勘弁すぎる。
毎日がholidayだけど
私はいつも一生懸命。
肩の力を抜くのがどうも苦手みたいで。
夏のせいで今日も暑い。
夏のせいでセミがまたうるさい。
夏のせいでアイスが美味しい。
ああ、また
夏のせいで木々の緑が綺麗だ。
なんで私は
潰れそうになるまで頑張ってたんだろう。
馬鹿馬鹿しくて
けど笑い飛ばせるほど
強くはなくて。
"Good Midnight!"
このまま夏の隅で笑っていよう。
いつか夏のせいでと
押し付けないで済むように。
それは真昼の夢だった。
ただ暑くて
する事がなくて
寝っ転がってみたら寝れたから
そのままにしてたら、
これまたすごい夢を
真昼に見た。
大きな7階建ての
ホテルに泊まることになって
エレベーターを使って
7階に行こうとしたら、
8、9ともう上がないはずなのに
のぼっていって、
10階にきたところで
エレベーターごと上に吹っ飛ばされる夢。
すごく怖くて
なんだかそれが現実な気がしてた。
でも目を開いたら
海と空が広がってて
今落ちてるのか飛んでるのか
海と空の区別もつかずに
落ちていってて、
楽しかった。
あったかいなぁって。
"Good Midnight!"
南国みたいにあったかくて
溺れても苦しくない、
そんな夢だった。
小指を出し合い
しっかりと握る。
約束だよ、二人だけの。
この悪の組織、抜けたら終わる!
私ら他じゃあやってけないわ!
私と私の親友は
よくよく考えたら
めっちゃ犯罪なことしてる
悪の組織に所属している。
私たちはまるで双子みたいに
性格や苦手なことが同じで、
物覚えが悪く、
頭の回転が遅かったから
どこも雇ってくれなかった。
この悪の組織が雇ってくれなかったら
一生二人でヒキニートやってたかも。
けどその代わり、
言われたことは最低限こなして
逃げ足が早いで有名になった。
逃げ足のことは
ちょっとよくわからないけど、
あの日親友と約束したこと、
私たちは他じゃ、やっていけないから
悪の組織に入ってることは他言無用。
秘密厳守でいこうというもの。
しかし給料が良すぎて
他だと物足りないと思ってしまうから
やっていけないだなんて、
我が親友ながら少しアホっぽい。
まあ、
仕事内容は危険なもの、
簡単なもの、
逃げるだけでいいもの、
よくわからないものなど
色んな種類があって選べる。
私たちは怖いのもわからないのも嫌だから
逃げるだけでいいものにした。
だから逃げ足が早いで有名なのかね。
"Good Midnight!"
そもそもこの仕事は
親友が突然見つけて応募したものだった。
悪の組織の求人募集なんて
どこで見つけてきたのやら。
夏の匂いがする、
そんな日の朝。
1人寝っ転がり空を眺めいた。
まだ4時だってのに
日はもう照っていて
蒸し暑かった。
1人寝っ転がり空を眺めいた。
私は雲を掴もうとして
馬鹿みたいに空を切った手で
少し寂しい気持ちになった。
今日のお昼は
冷やし中華か、そうめんか、
あっ、焼きそばもいいなぁ。
そんなことを考えながら
また雲を掴もうとしてみる。
けど今度は掴めて、
ひんやりとした雲の感触が
手に伝わってきた。
アイスみたいで、砂みたいで、
すごく不思議な感じがした。
"Good Midnight!"
けどまあ、
数分も経ったら飽きてきて、
雲一つ掴めたところで
世界も私も
何も変わらないことがわかった
今日この頃。