NoName

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6/13/2024, 1:16:45 AM

私は生まれた時から好き嫌いをよくする子だった。
今でもそうだ。
でも好き嫌いをしすぎて好きな子に嫌われちゃった。
しかたなかった。
だって周りの女の子が私の好きなあの子に色目使ってたんだもん。
そんなの許せないし、 見過ごせない。
だからその子達に言ったの
「あの子を誑かさないで」って
そしたらその子達が怒ったの。
私は悪くないわ。

その言葉を最後に断頭台の上にいる彼女の首が切り落とされた。

6/12/2024, 2:55:13 AM

私は今日この街から離れる。
理由は単純だ。
母がヒステリックを起こし、父はそんな母の世話に疲れ酒に溺れている。
そんな家から逸早く抜け出したかった。
そして近所のおばさん達は結婚はまだかと急かしてくる。
家の陰口を叩いているのだって知っている。
そしてやっと今日この街から離れるのだ。
とても心臓は高なっている。
この日の為に自分を押し殺して生きてきたと言っても過言ではない。
嬉し過ぎて顔がにやけてしまう。
私を連れて行ってくれる電車が向かってくる。

そして私は電車の前に飛び出た。

6/11/2024, 1:31:00 AM

やりたい事リスト
○○さんに告白する
漫画を全巻そろえる
お菓子作りをする
着物を着る
...等が書かれていた
最後の長生きするという文だけ塗りつぶされていた。
涙の跡とともに。

6/9/2024, 10:08:35 AM

昨日別れを告げられた。
その日の夜にいろんな感情でごっちゃになった頭で何が悪かったのかと思い出を思い返していた。
でも結局これといったことは無かった。
その後は悲しくなってきて泣き寝入りをした。
翌日の朝日の温もりにやっと止まった涙がまた溢れ出た。

6/8/2024, 1:12:49 AM

君と喧嘩をした後、仲直りするために買ったアイスが一緒で思わず二人で笑い合った。
それ以外でも被ったりする事が度々あった。
そんな日常も今日で終わり。
君に、僕の世界に、別れを告げる。
本当はもっと一緒に君と笑っていたかった。
でも

僕は日記を書く手を止めた。
目から涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。
日記に涙が染み込む。
そして震える手で君に電話をかけ別れの言葉を告げる。
「僕達別れよう」

そこで映画が終わった。
映画の名前は「世界の終わりに君と」

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