「そういうのがさ、ひとつあるだけで生きていけるよね」
胸の鼓動とリンクするように
頷いて返した
本当にそうなんだよ
生きていけるの
後ろ向きな気持ちになることの方が多い毎日だけど
幸せであることも嬉しかったことも
忘れがちになる忙しい毎日だけど
それでも
ある瞬間にふと思い出しては
生きていける
そう思える
“泣いたあと”
ただひたすら感情に任せて泣いたあと
そのまま眠りに落ちて朝が来て目が覚めたときの心地
最後に鼻をかんで落ち着いたときの心地
お腹がへって何か食べたときの心地
あの、言葉になんて到底表せないような
その経験がある人としか共有できないような
暖かいような切ないような
苦しいような優しいような
寂しいような強くなれたような
そんな心地を
その瞬間にしか味わえない心地を
大切にしたいと思う
職場で出会って結婚した人たちを
何組か知ってるけど
どうやって「職場の人」から一歩踏み込んだんだろう...と疑問に思う
ある程度お互いに「たぶんそう」だと
勘づくくらいまでは仲を深めたのだろうか
同僚ならまだしも
上司と部下に似た関係性から一体どうやって……
未知の世界だ……
昔、何かの作品で出会った言葉
「幸せかどうかは自分で決める」
当時はまだ十代で
その言葉の意味がよく分からなかった
多分、幸せというのは無意識に
何かや誰かと比べて感じるものだと思っていたんだろう
そして少なくとも今よりは不幸だと感じる出来事が多かった
何をどう学んだのかは自分でもわからない
けれど二十代も後半になって
その言葉を噛み締めている
自分が幸せだと思う瞬間が人生にあるだけで
私は幸せだと思う
わたしはしあわせです
【将来の夢】
小学生の頃でさえ
純粋な将来の夢を語れなかった
興味のあった学校の先生や保育士でも
「いっぱい勉強しなきゃいけないもんな...」
と心の中で思ってはうやむやにしていた
幼稚園の頃はたしかお花屋さんだった気がする
そのときはさすがにただただ純粋に
何も知らずにそう思っていた
大人になった今の自分が
幼稚園の頃のように
何も知らずに将来の夢を語れるなら
私は「歌手」になりたいと思う
これは8年くらい前から変わってない
そのための努力はしていない
歌いたいときは一人でカラオケへ行って歌い潰す
歌うことが好きなだけだから
それと、これは関係の無いことだけど
同い歳のミュージシャンに大森元貴さんが居る
とにかく圧倒される 歌も歌声も
彼のように歌えたならと
ファンではないけれど、思う