中学の通学路にあった小さなお寺の道端に
あじさいがたくさん植えられていました

あじさいを目にするとその光景と
雨の湿ったような匂いを思い出します

朝起きると雨が降っている
みなさんは雨は好きですか

私は部屋の中で聞く雨の音は好きです

排気ガス なびく黒髪 行き交えば

人の匂いと くすむ青空

まだ覚めないで
夢になってしまうから

感じたいのは朝日の温もりじゃなく
触れそうで触れないあなたの温もり

まさにいまの私は人生の岐路に立っている
立たされているのではなく自ら立っている

仕事における貴重な成長の場
暮らしにおける新しい憩いの場

いつか振り返る時に
きっと今を『激動』と呼ぶ

年齢に相応しい大人になれる
そんな岐路に立っている