もしも過去へと行けるなら
もし、
タイムマシーンがあったら
私は私の元へ行く
私はキミから見えない位置から
背中をありったけの力でどついてやる
何度も踏み出せなかった一歩
今も思う、
あの時ああしてれば
こうしてれば
ればればれば
たぶん私がいなくなるまでに
タイムマシーンなんてできないから
私は「キミ」に言う
その一歩
絶対踏み出した方がいいよ
いつか私をどつきたくなるんだから
星を追いかけて
キラキラ光るものを
追いかけて
追いかけて
気がつけば歳をとってて
みんな星なんてって笑ってて
ようやく星に辿り着いたとおもったら
キラキラしたものは足元で
コロンも転がってた
何でこんなもの追いかけてたんだろう
いろんなもの捨ててまで
涙が止まらなかった
うずくまって
泣いて
頭を上げた時
足元の星はやっぱりキラキラ輝いてて
また浮かび上がった星に手を伸ばし
私はまた歩き始める
今を生きる
辞めたくなる時、あるよね
よくある
涙がとまらなくて
もう嫌だ消えたいっていって
そんな時、お腹が痛くなったりして
あれ、私なんか病気?!
やだ、死にたくない!!
なんて言っちゃう自分に
笑っちゃうの
辞めたくても
消えたくても
一秒長く生きたら
もしかしたらくすっと笑えること
あるかもしれない
一分長く生きたら
もう少し……って思えること
あるかもしれない
一日長く生きたら
新しいことが
始まるかも知れない
綺麗事だけど
それでも、
あるかもしれない
飛べ
屋上のへりに立ち
手を広げて風をうける
見上げた空は突き抜けるように青く
宇宙に続いてる
アスファルトの熱に焼かれるより
大気圏で燃やされたい
こんな翼じゃ飛べなくて
重っ苦しい体は
1センチメートルだって浮き上がらない
だから
まだ飛ばない
いつか、
生ききった21グラムの私が
大気圏に届くまで
special day
ドジをして、もうほんと、自分嫌だって
落ち込みまくった日も
友達と年甲斐もなく騒いで
飲んで、語って
生きてて良かったって日も
目覚ましは9時だったのに
午後1時までベッドでウダウダして
起きても動画ばっかり見た今日も
私は生きてる
生きてる
生きてるから