10/6/2025, 11:59:38 AM
『幼き日の思い出』
「落ち葉もってきたよー!」
両手に沢山の落ち葉を抱えながら走る子供が1人。その声に反応したように女の子が笑顔で振り返った。
「わたしも!お母さんからお芋貰えたよ!」
女の子の隣にいる男の子も同じように両手いっぱいに芋を抱えていた。
芋を銀紙に包み、おき火状態になった葉の上に入れる。後は焼き上がるのを待つのみだ。
男の子は時々芋をひっくり返していた。焦げがつかないように、らしい。
「まだかな、まだかな〜」
そう楽しそうに待つ女の子の様子を横目でこっそりと盗み見た。
【燃える葉】
10/5/2025, 2:44:44 PM
『救い』
「あの子を助けに行かなきゃ」
貴方はそう言い、立ち上がる。今まで虚ろだった瞳を嘘のように輝かせて。
そう、貴方が変わったのはあの子が来てから。あの子といる時はいつも幸せそうな顔をしている。前に貴方はあの子のことを「太陽みたい」と言ったよね。なら、貴方は月。あの子がいるから貴方はより一層、輝ける。
でも、でも……
「いかないで……」
どうか、私を見て。私を見捨てないで。
私の明かりを絶やさないで。
【moonlight】(月光)