｢好きです。｣
その言葉に弱い。
断ったら、君はきっと傷つくだろう。
君は人との関係が繊細だから。
私には恋愛感情ないけど、君のために嘘をつく。
君のための嘘は君を傷つけるだけと知ってるのに。
本当は、好きじゃ、ないのに。

朝起きて、ご飯を食べて、夜に寝て。
買い物して、お散歩して、遠出して。
当たり前の日常は、君がいるだけで特別に変わる。
君は私にとって、そういう存在。

ずっと君を信じてた。
仲間でライバルで親友。
最初は君に警戒心むき出しだった僕が君に心を開くようになったのはいつだったっけ。
もう君との楽しかった思い出も霧がかかったようで。
でもいつかこの霧も晴れるのではないかって。
そう信じずにはいられなかった。
ほんとバカみたい。
裏切られたことにも気が付かなかったなんてね。

朝日を浴び、太陽に照らされ、夕日を見送り、月を迎える。
この世界で君と僕は、毎日同じ空をみる。
たとえ周りで何人もの人が同じ空をみていようと、
僕の中にいるのは世界でただ君1人だけ。
君も同じなら僕は嬉しい。
僕と君の想いが同じなら、僕らはこの広い世界で二人ぼっちなのだから。

夢が醒める前に零した言葉を、君に伝えたかった。
夢の世界で伝えられないのに、現実の世界で伝えるなんてもっと無理だ。
僕は何度も同じ夢をみて、何度も君に会いにくる。
君に伝わるその日まで。