貴方と手を繋いで夜中に散歩した。
なんでもないような日常の一コマだけれど
とても幸せだと感じたのです。
あの幸せに勝るものはありません。
幸せをくれてありがとう。
私を好きになってくれてありがとう
私もずっと大好きです
でもごめんね、貴方といるのが時々しんどい
楽になりたいと思ってしまう弱い人間でごめん
またいつか来る別れの時は精一杯の感謝を伝えさせてください
出会ってくれてありがとう
逆さまになれたら
人生楽しくなるでしょうか?
逆さまになれたら
強く生きられるでしょうか?
逆さまになれたら
貴方とずっと笑っていられたのでしょうか?
逆さまになれない私は
このまま時を過ごしていくしかないのだろう。
この世界が夢ならいいのに
何度そう願ったことか
辛いことも苦しいこともいつか醒める夢なら耐えられる
けれどもこの世界が現実であることは周知の事実で
どんなに願っても私の幸せが手に入ることは無いのだ
そんなふうに悲観していた私に念願の幸せが訪れたのは
もう4年も前の話である
4年前の私は確かに幸せで
満ち足りた日々を送っていた
ただその幸せが夢なのではないか
いつか醒めてしまうのではないかと不安になった私は
なんとあろうことか自ら幸せを手放してしまったのだ
そして今の私はどうだろうか
何もない日々を送り
悲観していた頃に比べれば
真っ当な現実を歩んでいるといえるだろう
ただ何故か時折
暗い海の底に沈みたくなる
私を知る人がいない遠くへ消えたくなる
私の夢はいつ醒めるのだろう
距離
貴方との距離は35km
決して近くはない
でもどんなに離れていても貴方のためならいつだって駆けつけるよ
全てを捨てても貴方を愛そうとしてしまう私は重たいよね
分かってるから、いつも素直になれない
重くない私でいないと貴方の気持ちがまた離れていく気がして
私の想いが伝わらないように好きを抑えて
貴方に興味が無い振りをして
いつも素っ気ない態度になってしまう
そして貴方を不安にさせようとしてしまう
私は最低な人間です
でもどんなに不安にさせようとしても、
貴方は私が居なくても不安にならないし気にもしないから、
これはただの自傷行為に過ぎません
愉快なものです
私は傷つくのがとても怖い
あの苦しみはもう二度と味わいたくない
貴方といるといつも不安定だから
貴方といることを諦めようとした事も何度だってあります
けれど私の知らないところで
貴方が苦しんでいるかもと勝手に心配をして
気が気でなくなってしまいます
そうなるくらいなら自分を殺して
貴方を見守るためにそばに居る方がマシだと思い
今は貴方の隣で頑張っています
また貴方に要らないと言われるくらいなら
心の距離を保ちつつ
貴方の成長を見守り
そして時が来たら離れます
どうかその時が来るまで
今の距離のまま
傍にいることを許してください
元不要品の貴方の恋人より