5/3/2023, 4:42:29 PM
福生からくるっと回って猫が着地する昼間に
たらの芽の味を思い出しては違うかもしれないと消去してみる
バスケットボール大の不満と希望がせめぎあっている午後
改めて漫才みたいな毎日に傘を指しながら
とりあえずのポテサラをかきこむ向かい習得のように
居眠りする隣席の乗客の横で頭のゴミ捨て
寒気がするけど逆算したらおれは暖かかった
そういった類いの罠や企みに身をさらしながら
削れないように薄いフィルムを一枚張ってみよう
財産がかさばるように積もらないと不安だと思う
カフェインと一緒に運ばれるおれは解凍されていく切り身のように寂しい
抗うことをやめて罪悪感のままに下がり続ければ
君は完全な機械になれる
まだくるかもしれないビッグウェーブのために
地上でシミュレーションを続ける
バラバラになった土地の狭間にだらしなく垂れるつるの長さを測っている
釜でゆでられたすべての野菜に思いを馳せながら
生のリズムのぼこぼことしたところに優しくさわりながら
はち切れそうになるビーチサンダル
劣化した外壁
破られるべきガードレール
着想を失った画家の点線
ざらざらの花のはのうら
なだらかな上昇線を微妙に揺らしては
たまたまのことになにか理由があるように感じたりしている体育館