「貴方への贈り物」
私の両親は厳しくて毎年、クリスマスプレゼントや誕生日プレゼントを貰えなかった。
周りの友達は皆んな、流行りのものだったり可愛いのを貰ってて羨ましかった。
別に、家庭が貧乏だった訳でも複雑なわけでもないの。
お母さんもお父さんも私たちのことを心から愛してくれてたし、大切にしてくれた。
でも両親が不慮の交通事故で亡くなったときに気づいた。
もうとっくの昔に大事なものは全て貰ってたんだなって。
もう両親に恩返しは出来ないから、代わりに大切な人に恩送りをしよう。贈り物をしよう。
「手のひらの宇宙」
生まれたての赤ちゃんの手を握った。
暖かくて柔らかくてふわふわしてるの。
きっとこの小さな手には、大きな希望と未来が詰まているんだ。
この子はね、小さな宇宙を持ってるんだ。
「透明な涙」
みんな涙には色がついてるの。
嬉しくて泣いてるあの子は淡いピンク色。
悲しくて泣いてるあの子は燻んだ水色。
悔しくて泣いてるあの子は燃え尽きた赤色。
じゃあ私の涙の色は?
別に嬉しい訳でもない、悲しい、悔しいわけでもない。
でも何故だか心が痛いの、涙が落ちるの。
私の涙には色がないから誰も泣いてることには気づかない。
泣いているうちに腫れていく目と濡れた手。
誰も私の心に手を差し伸ばしてはくれない。
わたしも色が欲しい。
「まだ見ぬ景色」
後悔は数えられないくらいあるけれど、思い返せばあのときだって真剣だっただろう。
まだ見ぬ景色は、誰しもがたくさんたくさんあって、見ている景色は全体の三分の一にも過ぎないと思う。
ならば、誰も見たことのないような景色を見るためにはどうしたらいいと思う??
それはね、誰よりもはやく行動に移すこと。
明日やろうじゃない、今日やろうと気持ちを入れ替えたら人生変わるんだよ。
「光と闇の狭間で」
友達、先輩、先生、好きな人、家族、そんな親しい人の前ではニコニコして愛想振りまいてるのに嫌いな人、苦手な人の前では嫌な態度をとってしまう。
そんな光と闇の狭間で生きる今日に嫌気が差す。こんな自分変えたい。
共感してくれる人いる?