「善悪」
悪は必要な時
助けてもらえなかった記憶のかけら。
誰もが悪になり得る。
誰もが善だったはず。
だから、
悪を打ち滅ぼすのではなく
悪を溶かし、そっと手を取る
みんなで生きていく
そんな社会になったらいいのにね。
それぞれの理想を持つ故に、ぶつかる。
壊れる。崩れる。戦う。
だけどね、それでも生きていかなきゃいけないの。
ひとりでも。辛くても。
ただ生きていることが誰かの道標になるから。
誰かの善は誰かの悪かもしれない。
「鷹」
君は幸せだったのかな。
羽を失って飛べなくなってしまって。
君は汚い羽だからと言って無くなって良かったぐらいに思うかもしれないけれど。
そんな羽が消えても
それでも背負わされるものは変わらなくて。
生きるために周りを見る癖がついていて。
いつも人のことばかり考えている。
頭の回転は早いけど自分を数に入れてない。
きっと自分が傷つくことなんかなんとも思っていない。
辛くても弱音ひとつ吐かない君は強い。
負けない君は、絶望しない君は本当に強い。
自分が幸せになることは罪なことかな。
人を助け続ける姿は私の憧れ。
だけど、鳥籠に閉じ込められていないで
幸せになってほしい。
「記憶」
もう誰も死ぬのを見なくていい。
私も前線から退いているのに。
幸せなはずなのに。苦しくないはずなのに。
それなのに頭をよぎるのは、白くて狭い部屋。
いつも空気は埃一つなくて綺麗だけどどこか息苦しい。
外と内を繋ぐ透明な扉。そこから先には出られない。
どうしても思い出してしまう。
もう危ない橋は渡らないと決めたのに。
どうしても一緒に乗り越えた記憶ばかり蘇ってしまう。
エゴだと分かっていても。それでも誰かの力になりたい。
死を考えることは生きるを考えること。
どちらを欠かすことも出来ない。
忘れられない記憶。
「question」
私は一体何者なんだ?
ただの人だけど、何のために生まれてきたんだ?
やりたいことはなんだ?
好きなことはなんだ?
嫌いなことはなんだ?
命を燃やしたいことはなんだ?
心がときめくことはなんだ?
迷わぬように、進み続けるために
問い続けている。
「泣かないで」
そんな顔をすると悲しいよ。
泣かないで
最期ぐらい笑って見送ってほしいな
午前4時
アラームが止まる音がした。
膨らまない肋骨を見て分かった。
血の気が引く気持ちだった。
うそだ。
まだいかないで。
家族に会いたいって言ってたでしょ。
ここで負けちゃだめだよ。
負けないで!もう少し…必ず会えるから。
そんな思いでいっぱいだった。
奇跡のように一度止まった線が
またリズムをゆっくり取り戻した。
初めて見た。
やっぱり聞こえてる。頑張ってる。
待ってるよ家族が。
だから、まだいかないで。
ほら、もう少しで夜明けだ。