一尾(いっぽ)in 仮住まい

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8/31/2025, 12:12:18 PM

→夏休みの宿題。

夏至を過ぎた太陽は、日に日に落ちるのが早くなる。1ヶ月前は、まだ明るさを保っていたこの時間も、今ではほんのりと薄暗い。
8月31日の夕方。
学生ならば夏休みの終わりの今日に、背中に哀愁を漂わせるかもしれないが、大人の私には、ごく普通の日常の1日であって、特別さはない。
さてさて、今日は日曜日だ。明日からの平日に備えて、英気を養おう。ビールと簡単なつまみで晩酌を――、
……ん??
あっ、しまった!
友人の残暑見舞のハガキに返信するのを忘れていた!
こちらも残暑見舞いを出そうと思ってたのに!
仕方ないな、メールで済ませよう。
大丈夫、まだ8月31日は7時間ほど残っている。
さぁ 急げ!
かくして私は、友人にメールを送ろうとスマートフォンを取り出した。
夏休み宿題も終盤が勝負だったよな。昔からギリギリにならんと動かない性分は変わらんなぁ〜。


テーマ; 8月31日、午後5時

8/30/2025, 5:31:20 PM

→熱帯夜に、涼を望む。

うだる暑さに辟易して、目を閉じる。
心象に涼を描く。
静寂、冷気。雪原と、一本の椿。
暗く深い緑の葉の間から、もげ堕ちた深紅の花。
湿気た重い雪の上に、ふたりと音を立てて落ちた。
心根がキンと冷えた。

テーマ; ふたり

8/29/2025, 1:48:37 PM

→風光明媚

心の中の風景は昔の美しい思い出でいっぱいだ、と情緒に浸る、そんな自信は露ほどない、根暗なわたくしの胸中は、恥と後悔と黒歴史のガラクタ山脈が連なり、たいへん風光明媚でございます。

テーマ; 心の中の風景は

8/28/2025, 11:38:24 AM

→夏のイベント


夏草の禍々しい成長を横目に、麦わら帽子を目深に被って、アイス片手に自転車こいで、入道雲を追いかけて、途中で夕立に降られて、夏だなぁ〜、今年も暑いなぁ〜。



テーマ; 夏草

8/27/2025, 6:32:21 PM

→ループを断ち切れ!

目の前のことに集中できず、過去のことや未来のことばかりが気になる。
仕事をしていても、遊ぶことばかりを考えてしまう。
仕事が終われば、気が散っていた自分に嫌気が差す。
そんなふうに、何をしていても『今』と向き合えない。
そして、寝る前に決意する。明日からは、もっと今を生きよう、なんてね。
駄目だねぇ、こうして先送りにして、過去を悔やんで。
悪循環だ。
自分の意識は『今』にしか存在しないのだと、誰か私にハサミをくれないかい?

テーマ; ここにある

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