水彩で描いた空は、水を吸いこんで揺らめいていて。
あまりにも淡かったから、ポトリと群青を落とした。
スゥー、とも、じわじわ、とも言えぬスピードで、
青が、深まって、染まってゆく。
あっという間に、空は夕暮れの、日が暮れてしまった後の、夜の手前まで染まってしまって。
うぁちゃあ~、と声を漏らした。
お昼の空を、描くつもりだったのに。
#青く深く
日に日に緑が濃くなって。
木々の青さが目に染みるこの頃ですね。
植物は蔓を伸ばして、伸び盛り。
ご飯にそうめん啜る日が増えて。
冷蔵庫の製氷機能が仕事を始めました。
ガラがら、がしゃん。
鬱々とした曇り空が、からり、真っさらな青空なって。
風鈴、ちりりん。
どこからか聞こえだして。
床で寝そべる、初夏。
あ~、ひんやり、快適。
ずっとここにいたい。(地べたに溶けながら)
夏はもう、すぐそこ。
今年は、何しよかなぁ。
#夏の気配
空を見上げる。
僕の世界は、
家と
学校と、
ここら辺の図書館と、………
そんなもので構成されている。
ちっぽけな世界だ。
でも、
本を開けば、
YouTubeを開けば、
テレビを付ければ、
紙に向かえば、
知らないものが、見えてくる。
新しいものが、見えてくる。
新鮮な気持ちが飛び出してくる。
まだ見ぬ世界、新しい、扉。
今日も、飛び込もう。
新しい仲間に出会えるかも、ね!
気分は新人冒険者、レベル10。
スマホとペンと、勇気と遊び心をもって、
ではでは、出発!
#まだ見ぬ世界へ!
最後の声は、
最期の声は、出せないかもだけど。
笑って終わりを迎えたい。
終わり良ければすべて良しってね。
#最後の声
愛、は。
優しさや、慈しみで出来たもので、
包まれていたいもの。
だと思っている。勝手に。
小さな……愛?
と言われると、んん、難しいです。
それは、愛、かは分からないけれど。
確かに身近にあって。
─朝、おはよう、って言われることだったり。
──お菓子お裾分けしてくれることだったり。
───扉を開けて譲ってくれるところだったり。
─LINEで用も無いのによく分からんスタンプ送ってくるところだったり。
─花を踏まないところだったり。
─寝ている人のそばで静かに歩くこと、だったり。
──授業中寝てるときに、こっそり起こしてくれるところ
だったり。
気遣い、思いやり、真心。誰にも気づかれない、優しさ。
そんなものが小さな、愛なのかなぁ。
当たり前すぎて、小さすぎて気づいていないだけで、
…まぁ、「善意」って綺麗に言うけど、
ほとんどが“気まずくなりたくないから”とか“空気読むだけ”の保身だったりも、するよね。
本当に心からの思いやりなんて、あるのかな?
とか、捻くれてしまう。
………だからあの時は、気づけなくて。
疲れてる時や、落ち込んで、沈んでいるときの方がよく見える。
本当は特別で、素敵なこと。だって。
小さな小さなこの心を、大切にしたいね。
失わないように。大きな愛に、育てるために。
#小さな愛