いつも私のわがままを聞いてくれてありがとう
優しいあなたにはつい、甘えてしまいます
だから、これも私の“わがまま”です
他人を優先するのもいいけれど
それは、あなたの“美点”なのだけれど
どうか、まずは“自分”を優先してください
優しいあなた
どうか私の願いを叶えてください
他の“わがまま”はこれからちゃんと我慢します
だから
どうかどうか、お願いします
私の願いを叶えてください
誰にでも、別け隔てなくやさしいきみへ
#大事にしたい
キレイな夜景を眺めながら
「キレイだね」
「……自分はあんまりキレイだとは思わないんだよね」
「………は?」
「だってさ、あれ全部電気の光でしょ?電気代…」
「い・ま・言・う・な!!!」
夜景を見るたび、夜景の話題になるたび
繰り返される会話である。
#夜景
ヒマワリ、菜の花、コスモス、ラベンダー、など
いろいろ見に行ったこともあるけれど
実はあまり花畑は好きじゃない
なんでだろうかと考えてみた
一面に咲く、あの景色はきれいだと思うし、
好きな部類に入るだろう
ただ、じゃあ見に行こう、とはならない
近くで眺める、というところに行くとたちまち興味がなくなってしまう
つまり、景色としての花畑は好きな部類に入る、ということか
それに、花自体もあまり好きではない
もちろん、好きな花はある
桜、梅、鈴蘭、紫陽花、朝顔、椿
これらはパッと思いついた好きな花たちだ
桜は散り際より、蕾がだんだんほころび、ひとつふたつと咲き始めるころが好きだ
梅は咲きそろっているのが好きだし、鈴蘭は一株一株、ぽつりぽつりと立っていてそれらがそろって花をつけているのがいい
紫陽花は雨に、朝顔は夜露に濡れているのがキレイだと思う
椿は雪を乗せている、あの雪があるからこそなお映える濃い緑の葉、赤と白の花。
ここまで書いていて気づいた。
どうやら、群れているのが苦手らしい
桜だって梅だって、群生しているのは見に行こうとは思わないし、景色としてはああキレイだなと思う
鈴蘭も群生しているより一株、二株、ぽつりぽつりと立っている方が好みだ。
紫陽花と椿…は、よくわからないけれど、朝顔は一鉢に1輪2輪咲いている方がなんとなくいい気がする。
群れている、群生しているのが苦手なら、花畑に興味を持たないのはなるほど、たしかにそうらしい
花は遠くで景色として楽しむことにしよう
#花畑
空の涙が雨ならば
最近の雨は何なのだろう
しとしと降る泣き方も
ポツポツ降る泣き方も
バラバラ降る泣き方も
ザーッと降る泣き方も
サーッと過ぎる泣き方も
雷雨ともなれば大泣きだろうか
ただの、人の身には計り知れないものなのか
でも、私は雨が好きなのです
あなた(空)が泣いていることが好きなのではなく
あなた(空)の泣いたそのあとの
水に映える新緑の
水をたたえる紫陽花の
水のしたたる紅葉の
水面に映るその空の
その、さまがとても好きなのです
雲の切れ間より覗く空も
陽の向かい虹が立つその空も
雲が散り月を現すその空も
その、さまもとても好きなのです
だから私は雨が好き
…でもどうか、豪雨ばかりはご容赦くださいね
#空が泣く
君とは基本的にメッセージのやりとりのみ
急ぎのときは通話したりするけれど
それもきっと片手で数えられるくらいだろうね
おまけに、用事があるときにしか連絡は来ない
たいていはどっか遊びに行こうって、いつが空いてる?って
全然悪いことじゃないよ?だって自分もそうだもの
なかなか予定が合わなくて遊びに行けれないのだけれど
遊びに行けばやっぱり楽しくて、あっという間に過ぎる時間
それぞれ家に帰ったら「今日はありがとう」ってメッセージを送るんだ
以前からの習慣みたいなものかな、なぜか君とだけはそのやりとりが発生する
学生から社会人になって、それぞれにいろいろなことがあったけれど
……また誘ったら遊んでくれる?
自分にとって唯一、親友と呼べるきみへ
#君からのLINE