目が覚めた まず天井を見る
次に鳴り続けている目覚まし時計を止める
今は6時10分か、まだ余裕あるな
もうほぼ思い出せない夢の続きが見たいからと、もう一度目を閉じてみる
次に目が覚めたとき、時計は5時34分を指していた
空はオレンジ色に染まってる もう学校は休みだな
誰にも怒られることなくまた私は眠りにつく この時間にはもう父親が帰ってきてる筈なのに、そういえば家族の誰も周りにいない
そして私はこれが夢だと気づく そんなハズはないから、一刻も早く母親の顔を確認したい
そうと決まれば明日の目覚まし時計だけセットして ただひたすら起きることを祈って…
目が覚めた また天井を見る
次に鳴り続けている目覚まし時計を止める
今は6時50分 起きよう
母親におはようと言い、ぐだぐだと支度を始める
その働かない脳内で、やけにリアルでつまらなかった夢を鮮明に思い返しながら、私はホッとした
どうして私は勉強出来ないんだろう
どうして私は運動が出来ないんだろう
どうして私は何も知らないんだろう
どうして私は人と会話することが出来ないんだろう………
「どうして私は出来ないんだろう」
貴方は不思議に思いました。出来る事が数えられる程度にしかないことに疑問を抱きました。
また、不思議に思いました。誰からもそれを責められたことがないのに何故こうも恥ずかしく感じるのだろうと。
今まで褒められることしかなかったのに、貴方は自分が情けない人間のように思えています。今日も、自分の出来ないことが出来る完璧な存在を見つめることしか出来ません。
でも、大丈夫です!これから貴方は様々な学問を学びに行きます。運動をする時間が設けられます。みんな、"先生"が教えてくれます。そして貴方と同じように学びに来た子ども達と会話をすることになります。貴方は出来ることが少しずつ増えていきます。
きっと、貴方が何でも出来る人だと思っている"お姉ちゃん"の役に立てる日だってきます。そうやって変わっていきます。
だからそれまで、楽しみに待っていて下さいね。…おやすみなさい。
そうして貴方は、学校の教科書を持ったお姉ちゃんに片手で抱えられながら、眠りにつきました。
「色とりどりで豊かな人生を送るにはどうしたらいいの〜?博士〜〜〜!!」
「色とりどりで豊かな人生を送る夢を見るのじゃ」
「起きた後はどうすればいいの?」
「一人分の人生を堪能するのに目覚める必要はないのじゃ
というわけで今日は、コールドスリープについて学んでいくのじゃよ」
さぁさぁ最終問題です!この問題が解ければなんと210ポイント!!テレン♪
問題『幸せとは?』テン、テン、テン、テン………
それではお答えください!
ピンポン「家族といれること!」 ブー!
ピンポン「食べれること!」 ブー!
ピンポン「好きな人とキスをすること!」 ブー!
全員ハズレ!では一体、正しい答えとは〜〜〜!!
答え『 』
………有難う御座いました。正
解は、幸
せとは
でした。それではまた来週〜〜〜!
「正月にやることといえばやっぱ日の出を見ることだろ!さっそく明日山登って見に行こうぜ。」
「え〜〜………ん〜、……見終わったらどうするの?」
「えぇ、うーん。じゃあ日の出見た記念として飲もうか。俺の家で」
「よし!!!早速酒とおつまみ!はやく買ってこよう!!」
「……花より団子のいい例だな」