1/5/2025, 10:42:35 AM
冬晴れ
「はーっ…ははっやっぱ外寒いな。早く帰ろうぜ!」
息を荒げながら雪の中を駆け回るが、足を持っていかれ豪快にこける。少し痛がったが、おかしくて友人と一緒に思いっきり笑ってしまう。
そんなやんちゃな俺だけど今日みたいな冬晴れは心地よい暖かさにあやされ、眠る子どものように静かになる。せっかくなら久しぶりにココアとか入れてみるか。椅子から立ち上がりキッチンへ向かう
1/4/2025, 5:43:47 PM
幸せとは
「今、幸せですか?」
宗教団体らしき人が私の家を訪ねる。すぐ追い払おうとしたが、ふと考え込んでしまう。
(幸せって何なんだろうなあ)
豪華な家を持っている?高級食材を使った料理?
…いや、そんな物いらない。家も豪華すぎるより、今の家で眠る方が心地よいし安心する。食べ物だって、ウニやキャビアは苦すぎる。正直カップラーメンの方が倍美味しい気がする。そう思えば、今の生活のほうが私にとって十分幸せだと思った。
「……ーい…はぁ、帰りますか…」
はっと気を戻す。完全に宗教団体のことを忘れていた。まあ帰ってくれたから良いか、と寝室へと戻った。
1/2/2025, 5:24:36 PM
今年の抱負
「あきらめない!」
私は昔から諦めグセがあったから、今年こそは何事にもやり遂げる!…って去年も、その前も同じこと言ってた気がする…
12/27/2024, 11:00:30 AM
手ぶくろ
12月後半になり気温は下がり、雪が降り始める。今日は彼女とお揃いの手ぶくろを買いに行く。久しぶりに外に出たのだが、家との温度差に炬燵の温かさが恋しくなった。あまりにも寒そうにしている僕を見た彼女は「私の手あったかいよ?繋ぎながら行こう。」そう言って手を差し伸べた。確かに手は温かく、正直彼女さえいれば手ぶくろなんて必要ないなと思ってしまった。