眠り子

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6/26/2024, 11:59:53 PM

君と最後に会った日

「それじゃあまたね」
それが君_Aと最後に会った日の別れ際の言葉だった

しばらくして、他の友人Bと次の休みにAを誘って遊びに行かないかって話をした。
しかし、Bの反応は衝撃的なものだった。
「ちょっと何言っているの?うちらにAて知り合いはいないよ?」
「え、どういうこと?」
その後、何度訪ねてもBの返事は変わらなかった。
Aは、私以外の人の記憶からいなくなってしまったのか…?

時間を見つけては、私はAを探した。
よく行ったショッピングモールや喫茶店に公園、同級生の家など思いつく場所は全て探した。
同級生だけでなく、近所の人やSNSの友人にも聞いた。
それでも、Aは見つからなかった。
それどころか、みんなBと同じ反応だったのだ。

Aは、一体どこに行ってしまったのだろうか。
誰もAのことを知らないだなんておかしな話だ。
考えたくはないが、Aは私の幻だったのだろうか?

それでも、今でも思い出す。
最後に寂しげに笑った君のことを

6/20/2024, 12:53:04 PM

相合傘

雨止んでないね。
どうしたの?すごく焦った表情してるけど
え、傘を忘れた…?それは大変だ

駅まで走っていくって…
ダメだよ、風邪ひいちゃうよ!
あなたがかぜをひいてしまったら悲しいよ
ねぇ。よかったら、駅まで一緒の傘を使おう?
遠慮しなくていいんだよ。

相合傘をしていると、君と寄り添えてなんだか雨の日も悪くないなって思えるんだ。

6/16/2024, 12:08:19 PM

好きな本

君との出会いは、大学の図書館だった。
お互い好きな本が一緒だったことから
友達になったことを今でも覚えている

6/14/2024, 11:26:42 AM

あいまいな空

晴れているのか曇りなのかわからないの空が広がる
天気雨は、狐の嫁入りという言い伝えは有名だけど
あいまいな空にも言い伝えはあるのだろうか?

6/8/2024, 10:01:11 AM

世界の終わりに君と

人間と異種間がいがみ合う世界になってしまった終末
誰もいない場所へ、彼とともに逃げていた
でも、私も彼ももう限界だった。

2つの体が地に伏せた
最期の気力を振り絞りお互い想いを伝えた
「もしも、生まれ変われるならまた会おう」

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