心と心
互いの心と心が通じ合うのは難しい
通わせようと努力してもできなかった
何のために頑張っているかわからなくなってしまいました
夢と現実
目を覚ますと、病院だった。
医者や家族の話によると1年目覚めなかったと話していた。じゃあ、今までいたのは夢だったのだろうか…。
でも、確かに私はあの世界にいた。助けてくれた恩人のあの子とその両親、近所の友人たち、一緒に旅した大好きな仲間たちの顔が浮かんでくる。
二度と戻らない毎日が浮かんでは消えていく。
「別れたくなかったよ…」
目覚めたこの世界が、私の本来いた場所なのはわかっている。
でも、向こうの世界のみんながいないことが現実だなんて、今は受け入れたくなかった。
光と闇の狭間で
温かい感情に触れた時は光
悪意に触れた時は闇
闇の感情、光の感情あるけれど
世界中全ての人に優劣がなければいいのに
そうすれば、私もこれを見ているあなたも苦しむことは
ないのに
冬のはじまり
冬は寒いことだけが苦手だ。
だけど、クリスマスにイルミネーションと楽しみなことが盛りだくさんな季節である。
お店は可愛いクリスマス雑貨、サンタ帽を被るスタッフたちがそろそろ目に入る頃だろう。
お気に入りのストールを巻き、クリスマスの魔法がかけられたいつもの街を歩くと少しだけ毎日が楽しくなる。
「今朝も寒い…」
小さく呟けば、友達や家族、一緒にいる人も寒いねと返してくる。そんな共感もあることも、なんだか嬉しい。
今日は、温かいココアを飲もう。ささやかな楽しみを頭に浮かべ、冬が始まった道を歩いていった。
太陽の下で
太陽の下で食べるおにぎりは格別だ。
特にこのおにぎりには、縁を結ぶ力があると言われている。買ったお店の店主さんのひだまりのような笑顔を思い出す。
どうか、明日からの毎日にたくさんの幸せが訪れますように。誰にも聞こえない祈りを込め、おにぎりを齧った。