眠り子

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10/5/2022, 10:04:23 AM

踊りませんか?

月明かりの夜、舞踏会から外れた外で涼んでいた。
不意に後ろから
「こんばんは、お嬢様」
1人の青年に声をかけられた。話をすれば彼も1人で涼みにきたそう。
「よかったら、2人で踊りませんか?」
「いいですね。夜空がステージだなんてロマンチックだ」
言葉はもういらない。星や月が照らす下で踊り明かした。
彼とは再会することになるけれど、それはまた別の機会にお話しましょう。

10/3/2022, 1:14:23 PM

巡り会えたら

もし彼女にまた巡り会えたら、愛してると伝えたい。
でも、それは奇跡が起きない限り不可能だろう。
僕と彼女は、生きる世界が違うから。
彼女に向けて、届かない想いを今日も叫び続ける。 

10/2/2022, 12:44:57 PM

奇跡をもう一度

奇跡がもう一度起こせるのなら、彼に会いたい。
夜空の下で笑い合った記憶を胸に、彼のいない世界で今日も生きていく。

10/1/2022, 10:50:29 AM

たそがれ

車窓から見える夕方と夜の狭間。
街には少しずつ明かりが灯り始めた。
高層マンション、一軒家、アパート…
明かりの数だけ人生があるんだな。
そう思うだけで世界が少し愛おしくなってくる。

最寄り駅に着いて美しい空を見上げて歩き始める。
「おかえり」
横を見ると暗がりから父の顔が見えた。
同じ電車だったのだろう。
私も、おかえりと返した。
今日の出来事を話しながら夜に浸った道を進みだした。
こうして1日が終わっていく。
あの明かりへ私も帰っていく。

10/1/2022, 3:48:47 AM

きっと明日も

テレビに映る大好きな彼ら。
学生時代からずっと応援していた。
振り返ればいつだって、彼らが心の中にいた。
コンサート翌日のニュースで、お揃いの色の衣装を着て楽しげに踊る姿が映っている。私はちょうどこの日に観に行っていた。

推したちは過去も今も、幸せをたくさんくれた。
私たちファンも、たくさんの声援を送った。
きっと明日も、明後日も、その先も私は応援し続けるのだろうな。

コンサートの思い出に心をほくほくさせながら、私は朝食のカフェラテを啜った。

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