風に身をまかせ、私は走った。
どれだけ走ればあの光に届くかな。
たまに歩いたりスキップしてみたり。
疲れて止まってしまいたいと思う時もあった。
それでも進んだ。風に身をまかせて。
あとどれくらいであの光に手が届くかなぁ。

最近悩むことが増えた。
勉強とか人間関係とか恋愛とか...
子供のときはそんなこと無かったのになあ
毎日のように友達と楽しく遊んで喧嘩しても次の日には何も無かったかのように話ができて。
だけど今は違う。
子供の頃に比べてたくさんのことを学んだ。だけどその分悩みも増えた。
大人になってもずっと心は子供のままでいられたらどんなに楽しいかなぁ

「愛」ってなんだろう。
このお題を見たときそう思った。


人を思いやればそれは愛なのか。
優しくすればそれは愛なのか。
誰かを好きになるとそれは愛なのか。
当たり前の日常で愛を感じることはあるのだろうか。
少なくとも愛というものに明確な定義のようなものは存在しないと思う。だが、一人一人愛は何かという問いに対し、何かしら答えを持っていると思う。
私にとっての愛とは「失いたくないもの」だ。

失いたくないもの=大切なもの

だと私は思う。大切にしたいからこそ失いたくないし、失いたくないからこそ大切にしたいのだ。そこに愛というすごく不明確な、だが、とても尊く温かいと思える何かを感じる。

モンシロチョウが1番好きな色は紫だそうだ。モンシロチョウと紫。あまり見ない組み合わせだ。それもそのはず、モンシロチョウは春の生き物。だが春と言えば真っ先に桜が思いついてしまう。春という季節の中で桜より存在感を放つ紫の花がこの世に存在するのだろうか。パンジー、スミレ、ビオラ。これらは春にサク紫の花の具体例だ。モンシロチョウは彼らに巡り会えるのだろうか。抜群の存在感を放つものばかりに目を奪われてないだろうか。桜は彼らより高い場所に咲く。大好きなものを探そうとして上ばかり見上げてたら桜のようなものに気を取られて大好きなものに辿り着けないかもしれない。だから私は高いところばかり見上げずたまには視線を落として見るのもいいのではないかと考える。