生まれて初めてできた彼氏。
曖昧な関係になった人は前に何人かいた、
だから彼氏が出来たらこんな感じなんだろうなーって
想像はついてた。
だけど、全然違うの。
あってる時は毎秒ときめいてる訳じゃないし
エスコートしてくれる訳でもない、
「男らしい」と感じたことなんて数える程しかない。
だけどね、
君にならどんな話もできるの。
会いたい時に会いたいって言える。
話したくなったら電話ができる。
大好きって言ったら愛してるって返ってくる。
会えば会うほど好きになるし欲張りになる。
前はハグだけで十分だったのにもっと、もっとって
彼はまだ。1年後がちょうどいい。なんて悠長なことを言っている。
どうやら焦ってるのは私だけみたい笑
この話を周りにする度に本当に彼氏なの?
まるで中学生みたいな恋愛。
だなんて言われる。
それでもいいの。だってずっと一緒にいたら、いつかはするでしょ?
焦って先走る方がもったいない
もっと大事にしたいから
今を大切に、有意義に過ごそうと思う。
『胸が高鳴る』
待ち合わせの時間、
相手に会うことを想像して、
胸が高鳴る。
目が合って笑顔を見た瞬間に、
また胸が高鳴る。
他愛のない会話、ふとした相槌、仕草、
バイバイしたあとのメッセージ
なんだか今日は胸の高鳴りが多い一日。
常にドキドキしているのにどこか落ち着いていて、
新鮮な気持ち
『今日にさよなら』
高校1年生の時、個別指導の塾に通っていて数学を習っていた。
その数学の先生は授業以外でも話すことが多くて、とても尊敬している大好きな先生だった。
けれど高校二年生になる前の春、
辞めてしまうのだと急に伝えられた。
塾長の先生から。
悲しかった。
辞めてしまうのもそうだし、どうせ聞くなら本人から聞きたかった。
先生が辞めてしまう日に、教え子のA君と一緒に別れを告げるために塾に行った。
他愛もない雑談をして、手紙を渡していたら解散を告げる塾のチャイムが鳴って
A君と先生がLINEを交換し始めた。
当然「私もするー!」と輪に混ざった。
断られた。塾内で異性同士の連絡先の交換は禁止らしい。
性別が違うだけで縁が絶たれたみたいで
なんとも言えない気持ちになりながら帰った。
家に帰って泣きながら先生にもらった手紙を読むと最後に「また会おう」なんて書いてあって、
連絡先知らないのにどうやって会うんだよ、とか、
会うつもりもないくせに書かないでよ、と思った笑
それが四年前の話。
昨日、A君から連絡をもらって3人でご飯を食べた。
何も無い田舎の駅に17時集合。
隣の駅に行けば沢山お店があるのになんでここ?
って聞いたら、お互いの住む駅の真ん中だったらしい。
「隣駅まで行けばよかったかー」と笑う先生を見て、
相変わらずの抜け具合につられて笑った。
お酒も混じえて、当時のLINE交換禁止事件について
むくれながら話した。
すると「そんなことあったっけ?全然いいのに」と
向こうからQRコードを出してきた。
なんだか勝った気分
四年前の私にこの景色を見せてあげたい。
たとえ今、上手くいかないことがあったとしても
生きていれば本当に色んなことがある。
毎日良くも悪くも移り変わっていって、それが楽しい。
だから私は、今日にさよならをしながら日々を過ごすのだ。
『どこにも書けないこと』
別れを告げたはずの人と、もう決して関わらないと決めたはずの人と会いたいこと。
手を伸ばせば会える距離にいると知ってしまってから、
どうにも制御が効かなくなった。
付き合いたいわけじゃない。
だけど、今度こそもっと上手くかかわれるような気がするの。
この気持ちは恋じゃない。
負けず嫌いな私のリベンジ心が燃えているせい
『 閉ざされた日記』
私は、日記アプリを使っている。
毎日記録するわけじゃない
感情が迷子になって整理したい時とか、
誰にも言えない、言ってはいけない秘密を抱えた時。
どうせ誰にもみられないのだから、
書く意味は無いのかもしれないけれど文字にするとスッキリする。
目を背けたい事実に向き合える気がする。