星空
あこ 「星、綺麗だね」
しょうや 「お姉ちゃんは、彼氏いるの?」
あこ 「(痛いとこ突くわねこいつ)
い、いないわよ」
しょうや 「そうなんだ〜俺はね、昨日星空のよ
うに、美しい彼女が出来たんだ」
あこ 「あらあら自慢かしら?」
しょうや 「まあ、そんな感じ」
ー天国ー
お母さん 「あことしょうやが星空の下で輝いて
いて良かったわ...」
お父さん 「悲しいこと言わないでくれ。俺たち
が死んだだけだぞ」
お母さん 「そうね...あの子たちが星空に来るぐ
らいなら、私たちよね」
ー地上ー
あこ 「かおるお母さんとりょうくお父さん元気
かなぁ」
しょうや 「里親なんて俺たちには要らないな!ま
だ」
お母さん 「星空にあこ、しょうやが来ませんよう
うに」
お父さん 「あいつらが、事故にあいませんよう
に」
あこ 「受験に受かりますように」
しょうや 「彼女と別れませんように」
神様 「みんなが幸せになりますように」
神様だけが知っている
のあ 「りょうや!好きな人誰なの?」
りょうや 「言うわけないだろ?(かなみっての
が、バレたらまずい)」
のあ 「誰かに言ってる?」
りょうや 「神様しか知らないからな」
かなみ 「のあー!あ、りょうや!」
のあ 「りょうやの好きな人知ってる?」
かなみ 「え、知らないや」
りょうや 「笑笑」
のあ 「いつか突き止めるからね」
かなみ 「そうたとラブラブな方が頑張るみたい」
りょうや 「そうたとのあ憧れだけど、週一で喧嘩
してるから、なりたくはない」
のあ 「何ですって?なら、教えなさいよ!」
かなみ 「神様しか知らないんでしょ?」
りょうや「ああ」
この道の先に
きみ 「この道の先にたくまくんがいる!」
あやめ 「なんかあんた、やばくない?」
きみ 「いや、いるはずだから」
あやめ 「いや、逆にるかくんがいるはずだから」
はる 「お前らうるさいな笑笑早く行くぞ」
(雑草をぬけて)
たくま 「おう!きみ、あやめ、はる!久しぶり」
るか 「あ〜!班違うけど会ったな」
はる 「いや、ガチでいて草」
あやめ 「るか...」
きみ 「たくま...」
先生 「お前らー!早く道進まんか!ごちゃごち
ゃするなー!」
たくま 「:( ;´꒳`;):ヒィィ」
日差し
ゆめな 「今日は日差しが強くない??」
まゆ 「それなすぎる。焼ける〜」
ゆめな 「日差しなんか気にしてたらダメや!」
まゆ 「あんた、もう諦めちゃってるやん」
ゆめな 「地黒だから白くなれない😭」
まゆ 「私は?」
ゆめな 「お前は、小麦粉塗ったんかってぐらい
日差し当たっても焼けないよな」
まゆ 「うるさいわね!小麦粉だもの!」
ゆめな 「はぁ!?じゃあ、私は!?」
まゆ 「お、思い付かないわよ!」
ゆめな 「もう知らない!」
まゆ 「日差しだけで知らないわ!」
窓越しに見えるのは
はづき 「早く病室から出たいな。」
りょうや 「はづき!?大丈夫だったか!彼女を
放っておけないから!」
はづき 「ありがとう。りょうや」
りょうや 「これ、はづきが好きなやつ買ってき
たから、食べて」
はづき 「クッキーだ!ありがとう〜」
りょうや 「なら、気をつけてな!じゃあな」
🚪バタンッ
はづき 「りょうや、どうやって来たんだろ。1
人なのかな?窓から見てみるかぁ」
(え?)
りょうや 「今日から彼女いないから、俺の家来
なね。」
あこ 「行くに決まってるじゃない。退院決まっ
たら帰るから!」
りょうや 「ありがとうあこ。」
はづき 「(浮気?あこって私の従姉妹じゃない)」
あこ 「なんか見られてる」
りょうや 「はづきだ!逃げるぞ」
はづき 「今日が最後か...さようなら窓越しから」