また朝がくる。耐えられない。
きっと、眩しい。きっと、目障り。
僕が僕でいる限り、朝に怯えて生きて、死ぬ。
昔、子供に言われた。
「先生は、どうして悲しそうに笑うの。」と。
言葉が上手く出なかった。出てくれなかった、に近い。
子供の大人を見る目と、思ったことを素直に伝える力
には、いつも驚かされていたけれど。
今回に関しては想定外だった。
今まで誰にも気づかれなかったことを、気づかれた。
普段、僕は笑わない。仕事中に子供達と話しているとき
くらいは笑えていると思っていたんだけどな。
惨めで、情けなかった。子供達は、こんなにも真っ直ぐ
僕と接してくれているのに。僕は違う。僕だけは違う。
誰と関わるときも、僕は自分を全て見せない。
見せなければと思えば思うほど、見せられない。
そんな自分と長く一緒にいたおかげで、誰かといること
に抵抗感を覚えるようになった。
ただ有難いことに、僕を求めてくれる人は少なくない。
それが嬉しくて、虚しい。
皆、最初はいい。でも、時間が経つと変わってしまう。
結局、最後に残るのは期待に応えられなかった僕だけ。
だからもう、全てやめてしまおう。
やっぱり僕は一人でいい。寄りかかるものはいらない。
一人で、死ぬ。来世に少しだけ期待しながら。
愛される準備だけはいつもできていた。
愛してほしい人には愛してもらえなかった。
このすれ違いで人との関わりを断った。
もう眠りたい。また愛してほしくなる前に。
いつか終わってしまうのなら
始まらなければいいと思った
それでも人間は始めてしまう
生きていると始まってしまう
きっと、思い出がほしいからだろう
きっと、その思い出に縋るのだろう
縋ったとしても救われないのならば
思い出のなかで、じっとしていたい
結局、嘘つきだったけれど。
結局、いなくなったけれど。
結局、後悔は残ったけれど。
教えてくれた音楽が今日も素敵なおかげで
不器用ながらも良い思い出にできそうです。