5/4/2025, 1:12:53 PM
すれ違う瞳
あの人は貴女を見ている
私はあの人を見ている
それなら貴女は?
そっと尋ねると
貴女は悲しげに呟いた
「もういないけど、私には大切な人がいるの」
それは私とあの人を
諦めさせるには十分だった
そしてきっと、誰も幸せにはなれずにいた
1/4/2025, 11:04:34 AM
幸せとは
あなたといたこと
あなたとの思い出があること
そして、未だに私とあなたは
まだどこかで繋がっていると
そう感じるんだ
たとえ距離が
空の上と地上だとしても
きっと、それらが幸せだ
11/30/2024, 8:15:03 PM
泣かないで
言わない、言わない。
絶対に言うものか!
泣かないで、なんてあなたを閉じ込める言葉。
どれだけ私の胸が痛くても。
どれだけあなたが苦しそうでも。
絶対に、絶対に!
口には出さないと、もうとっくに決めているんだ。
10/5/2024, 8:30:53 PM
星座
昔、つんとした空気の夜、キャンプ場のようなところで星を見た。
小さな光の粒が、まるで空から迫ってくるような存在感に見惚れていた。
横には悩みを抱えた人がぽつり。
何度もわたしに声をかけては、わたしの反応の無さに黙っていった。
最後には無言で去って行ったようだった。
後になって申し訳なかった気がしたけれど。わたしはその時、頭上の光しか目に入らなかったので、下手に相槌を打つよりは良かったかもしれない。
今でも星座は分からないし、夜に星を見上げる事はほぼない。
ただ、あの時に夜空から目が離せなかった時に、少し星座を知っていたら、もっともっと遠い輝きを見続けていた事だろう。
9/25/2024, 9:30:56 AM
形の無いもの
カタチの無いものに縋りつく。
駄目だと分かっていてもとめられない。
どうしても、どうしても、どうしても。
あなたの唇が紡ぐだけの、不確かな愛の言葉に縋りついていたいの。