なんだか、疲れてしまって、返信気力が起きない。
仕事のことで、返信しなきゃ、
親に、お金はもう少し待ってって言わなきゃ、
父 金はまだか!!?
上司 返信遅いぞ?サボりか?
嗚呼…もう疲れた。
私は家を出ても縛り続けられて、逃げればいいのに、
やっぱり心配で、
馬鹿みたい…
返信するのが怖くて、私はLINEが開けなかった。
開けないLINE
よく人は不完全なものほど美しいという。
でも、それは芸術とかで、ある人が不完全だと、人々はそれをまるでゴミを見るような目で見てくる。
外見が不完全だから?
普通とは違うから?
人はある人の欠けている部分を見つけるとすぐからかったり、バカにしたりする。
別に僕は好きで不完全に生まれたわけじゃない!
僕だって普通が良かった。
人々が完全だと思う人間に生まれたかった、
でも、皆が普通だと思う人達にも、欠けてる部分はあるじゃないか、
結局皆不完全なんだ。
ただ、外見に出ていないだけなんだ。
体の一部がない『不完全な僕』
『香水』
誕生日おめでとう。
今日は彼の誕生日だった。
私は彼のために手作りのシトラスの香水を作った。
「すげぇ!俺の好きな香りだよ。ありがとう。」
私はとにかく彼の笑顔が見れて幸せだった。
でも、その幸せは崩れたのだ。
会社ので、私の作った香水の匂いがした。
私がブレンドして作ったのだからわかるのだ。
彼が会いに来てくれたのだと思い、匂いがした会議室の扉を開けた。
でも、そこにいたのは、私の親友だった。
その瞬間、シトラスの爽やかな香りが、吐き気がするような匂いに変わった。
言葉はいらない、ただ・・・
愛してほしいの、
抱きしめてほしいの、
隣で泣いたり、笑ったりしてほしいの、
それだけでいいから…
『突然の君の訪問』
一人暮らしになってから1年。
もう1年か…
彼女は1年も帰ってこない。
どこへ行ってしまったのだろうか。
ご飯も毎日用意しているが、帰ってこない。
まったく、君は気まぐれだな。
でも君のそういうところが好きだ。
甘えてくるときもあるが、ツンツンしているときもある。
今日もご飯を用意して、外に置いた。
ミャァー
…!!
声がした方へ行くと、そこには彼女がいた。
突然帰ってきてどこ行ってたんだよみーこ。
お、飯食ってくれたんだな。
お帰り。可愛い可愛い俺の彼女みーこ。
ミャァー