お題『もしも未来が見れるなら』
私には
可愛くて仕方のない甥と姪がいる
二人はまだ幼くて
言葉もどこか拙いけれど
それでも毎日
楽しいことに向かって
まっすぐに伸びていく
そんな甥と姪が大人になったら
どんな人になっているんだろう
やりたい仕事につけたかな
大切な誰かと出会って
手をつないで歩いているのかな
気になることはたくさんあるけれど
一番に願うのは
楽しく、そして幸せに
過ごしていてほしいということ
甥や姪が大人になった世界は
彼らが「幸せだ」と思える世界かな
緑はまだ残っているのかな
空はきれいな青のままなのかな
そう思うと
今の私にできることを
大切にしていきたくなる
あの子たちが大人になっていく
愛しい時間を
気長にそばで見守りたい
だからきっと
未来は見えなくていい
そのぶんだけ
これからが楽しみでいられるから
お題『無色の世界』
夢の中で
キミに手を伸ばしても届かなくて
ただ、悲しかった
目が覚めたら
キミの服を握っていて
少しだけ恥ずかしかったけど
ちゃんとここにいるってわかって
凄く嬉しかったんだ
色のない朝でも
キミのぬくもりだけが
確かに残っていて
キミが入れてくれたコーヒーが
ほんのり甘くてあたたかい
ひとくち飲むたびに
さっきまでの悲しさが
少しずつほどけていく
キミが隣にいるだけで
ぼやけていた世界に
うっすらと色が戻ってくる
キミが隣にいてくれる
今日が土曜日で
本当によかった
お題『桜散る』
今年は雨が続いて
行きたいねって話してた公園に
行けないまま
気づけば桜は
あっという間に
葉桜になってしまった
桜並木の公園は
キミがこっちに来てくれてから
よく行くようになったよね
花見をしたり
花火をしたり
たまたま行ったらお祭りをやってて
輪投げをして景品もらって
行くたびに
すごく楽しかったね
だから少しだけ寂しくて
ほんとはちょっと悔しいけど
またキミと
あの場所で笑っていたいから
来年こそ
ちゃんと桜が見られますように
お題『夢見る心』
小さい頃から読んだ物語の続きを考えたり
楽しかったゲームの主人公になれたらとか
そんな想像をするのが好きだった
今もその癖は変わらないけど
あの頃みたいに
ただ夢見るだけじゃなくて
ほんの少しだけ
夢の続きを描けるようになった
寝付きにくい日には想像を膨らませて
自分だけの世界をつくる
宇宙で地球を護る物語や
異世界を友人と旅する日々
ときには
小さな街の不気味な事件を追う夜もある
その中で出会う景色や言葉は
楽しくて、とてもやさしいけれど
ときどき少しだけ切なくて
不思議と
私を前に進ませてくれる
今は思うんだ
そんな物語を
いつか文字にしたいって
眠れない夜にふと思い出して
少しだけ安心できるような
そんな物語になれたなら
だから今日もまた
夢の続きを描いていく
誰かの夜に届く日を思いながら
お題『届かぬ想い』
キミが仕事に行ってる間
ふと寂しくなる時がある
キミからの「帰ります~」のLINEが
どれだけ嬉しいか
きっとキミは知らないだろうな
キミが今日も無事に帰ってきて
お夕飯を私の隣で
「美味しい」って食べてくれて
いつものように笑ってくれることが
どれだけ私を
安心させているのかも
伝えきれない想いは
言葉の外にこぼれて
テーブルの上に並んでいく
それをキミが
何気なく受け取ってくれるから
全部じゃなくてもいいって思えるんだ
届かないままの気持ちも
ちゃんとここにあって
ふたりの間に
静かに積もっていくよ