yume

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7/7/2023, 1:03:15 PM

七夕

一年に1度だけ会える
彦星と織姫

だけど
雨が降ると会えないと
聞いた事がある

考えてみると
この時期は大抵 雨だ!と
思わず叫んだ僕の言葉に

空の上は 雨なんて関係ないから
きっと大丈夫だよと
彼女は笑いながら言った

もうすぐ
僕たちも遠距離になる

少し寂しそうにしてる彼女を
そっと抱き寄せて言った

君が寂しい時は
すぐに会いに行くよ

7/1/2023, 12:43:54 PM

窓越しに見えるのは


窓越しに見えるものは無い
私一人じゃ 何も感じない

だけど
目を閉じると思い出す
貴方と見た風景

春は桜  夏は花火
秋は紅葉 冬は雪

季節ごとに変わる景色と一緒に
過ごした楽しい日々

あぁ もう一度
貴方と一緒に見てみたい

5/6/2023, 2:37:19 PM

明日世界が なくなるとしたら 何を願おう


もし
明日世界が なくなるとしても
咄嗟に 叶えたい願いは 浮かんでこないと思う

だから
いつ世界が なくなっても良いように
毎日 伝えたい

大切な全ての人たちに
『ありがとう』を

これで
明日世界が なくなったとしても
きっと大丈夫



3/17/2023, 2:18:26 PM

泣かないよ


前からの夢だった
海外勤務が 決まった日

彼女に報告したけど
その後の言葉が上手く出てこない

情けなくて
つい 俯いてしまったら
僕のほっぺを ムニっと 掴んで

『貴方の新しい出発だから
      私は泣かないよ!』 と

イタズラっぽく笑ってくれた彼女

思わず
泣いたのは 僕の方だった




3/16/2023, 3:46:57 AM

星が溢れる


夢を語ってる君が好きだ

ずっと やりたい事がある彼女は
キラキラと 瞳を輝かせながら
いつも僕に 話してくれる

キラキラし過ぎて
瞳から星が 溢れるんじゃ ないかと
思うくらいに

思わず僕の
口元が緩んでしまった

そんな僕に
ぷくーっと 膨れる彼女

なんて可愛いんだろう

そしてまた
僕の口元は 緩るむのだった

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