セーター
「ねぇ!このセーター可愛い!」
「ほんとだ可愛い」
「お揃いで買わない?///」
照れながら言った君の顔が今でも思い出せる
この時期になると毎年出す白いセーター
君とお揃いで買ってよく二人で着ていた
でももうお揃いでは着れなくて
このセーターを見る度
君がこの世界にはいないことを突きつけられる
君は空の上で着ていてくれているのかな
僕はやっぱり
「君の隣でこのセーターを着たい」
落ちていく
恋に落ちた
これが恋なのかは分からない
けど君がたまらなく好きだ
夫婦
「夫婦ってなんだろうね」
2人で歩いていた夜道に突然君に聞かれた事を僕はまだ覚えている
「お互いを愛し合っている人たちのこととか?」
と僕は答えた
「私は愛し合ってるだけじゃないと思うな」
と君は答えた
「じゃあ逆に聞くよ〇〇は夫婦ってなんだと思っているの?」
君は少し真剣そうに答えた
「きっと愛してるだけではやっていけないもの」
愛し合ってるから夫婦だと思っていた僕はなんて返せばいいのか分からないまま二人手を繋いで帰った
あの時から三年
僕は今一人夜道を歩いている
君と夫婦について話していたあの道を
君の言っていた通りだ
愛し合っているだけじゃ夫婦にはなれない
なれなかった
だからもう僕の隣を歩く君はいないのだろう
どうすればいいの?
親友にネットで悪口みたいなのを書かれた
「親友が彼氏大好きすぎる笑内心この人とはもうやっていけないと思ってる笑」
友達から教えてもらった時ショックを受けた
1年生の時に出会った親友
たまたま名前が同じで仲良くなった
それからはずっと一緒いた
移動教室も休み時間もずっと
学校に行くのが辛い時期だって親友だけはそばにいてくれた
だから乗り越えられた
本当に大好きだった
どうするべき?と友達に相談した
これからも友達でいたいなら知らないフリもするも良し
問い詰めるもよし 縁を切るもよし
どうすればいいのか分からず私は放置している
学校の授業で書いた大切な人への手紙を親友からもらった
それは私が付き合う前に授業でやったものだった
しぶしぶ渡しに来たような親友を見ると胸が苦しくなった
中を読むと「大好き」と書いてあった
それは今も思っているのかは分からない
好きで何が悪い?大好きで何が悪い?
その子にだって好きな人がいる
それと同じだ
私は彼が好き。好きなんだ。
内心やってけない?そう思うならそう思っておけばいい
私はそれでも彼が好きだ。
※これは実話です。これから書いて出す話もちょこちょこ実話がはいると思います。ご了承ください。