いつもと変わらない職場。
「おはよ〜、今日も頑張ろうね」
「〜さんおはよう、今日も頑張ろうぜ」
何気ない朝の会話。朝の空気感だからだろうか?皆元気で爽やかに映る。(まぁ、同じ職場に長年勤務していると、役職の確執や同僚同士の微妙な関係もあるのだけれども。仕事だからしゃーないか)
俺は勘違い野郎の気質。褒められたり態度を良くしてもらうと、断然やる気が出でくる。反面、メンタル的打たれ弱いのだw
だから・・・良くしてもらうと、何か好きというか、微妙な感情が湧いてくる。別に、本気で愛してしまった、という訳じゃないんだけども。
男女問わず、俺は人に惚れやすいらしい。それで何度も悩んだこともあった。人として?恋愛感情の相手として?
いい歳して、まだその狭間で揺れている。
好きじゃないのに?本気じゃないから?
それは・・・恋愛の相手として?セックスの相手として?はたまた、生涯の伴侶として?
生きている上えで、なにが正しいのか・・・
ただ、俺は、色恋沙汰無しに、好きな関係や人を好きでいたい。
−好きじゃないのに−
地域によって気象関係は様々だ。
日本という北に南にとほそ長い国は、まぁまぁあるもんじゃない。
最近は温暖化の影響?冬と夏の2極化が進んでいる気がする。
俺の地元の沖縄も、何か熱帯みたいになってきた。天気の良い日でも、雲がまばらに上空に存在し、突然のスコールなんて日常茶飯事。
でも、昨年〜今年、台風が少なかったのと降雨量の減少で、ダムの貯水率が低下、県が節水を促している。
2〜3月と言えば沖縄は割と雨が多いのだが、確かに今年はかなり少ない。
しかも、明日は最高気温27℃ということだ。夏だよ・・・
でも、油断してスコールが降るのはたまらない。
ところにって・・・どこ?
−ところにより雨−
俺にとって、家族というものはなんか、虚しい記憶しかない。
中学時代から鬱や引きこもり、家庭内暴力で病んでいた。今思えば、正にバチ当たりな人生の始まり・・・
定時制高校に入っても、バイト三昧で、結局夜のバイトの帰りに原付で事故って死にかける。
・・・俺って生きてて良かったのだろうか?その後も家族と揉めまくってバラバラ。
「・・・ああ、イエスよ、ブッダよ、いつ私は救われるのでしょう」
自分を殺して何とか様々な仕事をして今の歳まで生きながらえてきたけど、50近くになると、何か疲れた・・・
色々通院中の身。
そんな中でも、妹は気にかけてくれる。散々迷惑かけたのに。今は、感謝の思いしかない。
妹は、俺って特別というか、大切な存在だ。
−特別な存在−
ある職場の昼食時、
「〜君お疲れ様、これからお昼ご飯?あ、レンジ使っていい?手作りし過ぎて子供と旦那の余りだよ〜悲しい」
だから何?
こちとら節約重ねてほぼ毎日ダイソー安ふりかけのおにぎりなんですが?
・・・どこの職場でも、何か、手作りや弁当、外食にしても、昼メシのマウントを取りたがたる奴がいる。
顔や態度には出さないが、雰囲気や言葉の端々で丸解り。
で、だから?俺は別に自分の腹満たせてれば良いのですが?
(◯NKの◯ラメシの企画もそんな感じ煽ってる感じがするし。大丈夫、人間水があれば2〜3日食わなくても平気で生きられるから)
改めて思う。何の為に食事をするの?食材捨てるの?世界中こんなに飢えて人がいるのに・・・
フードロスとか、てか、先進国の愚か者の成したる技。
マジで、バカみたい・・・
−バカみたい−
ある日の就業後、俺はふと感慨にふけった。
「ああ、今日も疲れた。あの人はどうしてるかな、いっこ上の同郷の先輩」
県外派遣で仕事し始めた時、初めて会った地元の先輩。仕事はキツかったけど、彼がいてくれたお陰で、色々な視野が増えた。
気さくで優しかった。でも、俺がカミングアウトしてからは、もう・・・10数年やり取りはしていない。
カミングアウトした当時も、
「そうか、ありがとう。お前の気持ちはありがたいよ」
と言ってくれたのが、今でも尊い。まぁ・・・報われなかったんだけども、俺は、もし再び会うことが出来たら・・・
だから、先輩に会うに恥じない男になっていたい。
だから、想像の中の二人ぼっちだ。
【二人ぼっち】