未来の私へ
私は、どんな自分になれていますか?
嫌われないように
周りの顔色を伺って
結局誰からも好かれない
でも実際はわがままで気分屋で
周りを振り回して迷惑ばかりかけて
それに気付かずに、皆から嫌われて
1人ぼっちで可哀想な自分に酔ってるだけ
そんな私が、心底嫌いです。
もしも未来に、タイムマシーンがあったら、
この手紙を書いている過去の私を、
叱り飛ばしに来てください。
貴方は周りに気を使って
親切にしているつもりなだけで、
本当は気を使われていて
人の優しさに甘えているだけなんだって
…あーぁ、
こんな手紙が、あの頃の私にも書けていたら、
もう少し、マシな人間になれたのかな。
「タイムマシーンがあったらいいなと妄想して
過去からの手紙を書いてみただけ」
ちょっと一息つく時間
いつも通りの帰り道
いつもと変わらない星空
そんな、毎日の何気ない瞬間
ふと思う
会いたいと思える誰かに
出会える日が来るのかな
「‐いつか言ってみたい言葉‐」
いらっしゃい。
ここに来るのは初めてかい?
私は、そうだな…
君たちの言葉で言うなら「記憶」
もしくは「思い出」あるいは「日記」
まぁどれでもいいさ。
ここに来たってことは、
消してしまいたい
思い出したくない
嫌な記憶があるんだろう?
酷く悲しい記憶
辛く苦しい思い出
捨て去ってしまいたい過去
そんなものをいつまでも
抱えてちゃ人生がいつまで経っても
つまらない
だから、人はここに来るのさ。
生きた分だけ無限に綴られ続ける
記憶のほんの一粒
消したいその部分だけを
鍵付きの箱に入れて
頭のずーっと奥に仕舞うために
話が長くなってしまった
さぁ、鍵をかけよう
これで悲しい思い出は忘れられるさ
まぁ…実際は鍵なんて
かけたフリだし
思い出なんてそう簡単に消せるものじゃない
けれど忘れたフリさえできれば
明日はとりあえず楽しくなるよ
それじゃ、おやすみ
良い夢を…
ワタシは冬が好き。
花たちが彩る爽やかな春も
プールや海で騒げる夏も
夕焼けに綺麗に染まる秋も
ワタシは嫌い。
だって…見た事がないんだもの。
ねぇ、早く起きてよ。
お出かけしよう。
外は木枯らしが吹き始めたよ。
ワタシと居れば暖かいから。
冷たい空気で澄んだ星空も
世界を白く染める雪も
今年もたくさん一緒に見よう。
早くしないと、
またすぐ春が来ちゃうから。
ね、だから早く起きてよ。
「クローゼットの中…モコモコジャンバーの独り言…」