𝓡𝓲𝓷

Open App
3/3/2025, 10:56:29 AM

『ひらり』

あの春、桜がひらりと舞う。

俺は誰かに名前を呼ばれる。だけれど何故だろう
俺は振り返った。でも呼んでくれた子は居なかった
探しても、探してもどこへ見回しても居なかった。
確かに名前を呼んでくれた。微笑んでくれた。
俺はスカートが大っ嫌いだ。ズボンが大好きで
プリンスになりたかった。プリンセスになんか
なりたくもなかったような気がする。だけれど
"あの子"のお陰でプリンスに近づけたはずなんだ…
なのに、何故"あの子"を思い出せないんだ?
でも…1番疑問に思ったことがあった。…それは、
みんながその子を知らないと言うことが一番の
疑問だった。

3/2/2025, 2:13:13 AM

『芽吹きのとき』
あんま意味知らないけど…多分春の訪れみたいな
感じかなぁ…俺は恋愛に青春を集中したかった。
でも母さんはそれを許してくれなかった。
『テストは?』とか『部活は?』とか…めんどくさ
まじでお母さんは部活やテスト…勉強の事しか
考えてくれてない。俺のことは?俺の事を…大事に
思ってくれてないのかな…なんでだろう。
要らないってことなんだろうな…謝る事しか…
出来ないからなのかな…

2/28/2025, 1:26:08 PM

『あの日の温もり』

俺は誰かに愛された自覚がない。だって、
愛されるなら愛した方がマシ…と思っていた。
みんなそれに釣られて俺は誰かを愛さなきゃ…
いけない状態になっていた。ぜったいに愛さなきゃ
俺は誰かの為に愛し続けなきゃいけなかった。
でもいつかは限界がきた。誰かに甘える事が…
できなくなってた。なんでだろう。もう…
愛さなきゃ…愛されなきゃ良かった。

2/27/2025, 11:49:27 AM

『cute』

ピンク、可愛いもの、プリンセス…
女の子は誰しもが憧れる存在だとは思う。
でも俺は違ったなぁ…笑
青、かっこいいもの、プリンス
全部、男になりたくて頑張ってきた。プリンスに
なりたくて、かっこよくなりたくて髪も短くして
ズボンも履いて、なのに…母さんが『髪は伸ばせ』
とか、全部言ってきた。頑張ってプリンスになれた
はずなのに今じゃ髪はセミロング、スカートも履き
…自分じゃないみたいな感覚だ。この身体も…
男で、男を愛せたら…俺は心が軽かったような、
そんな気が…する。

2/27/2025, 8:46:32 AM

『記録』

大会の日、あの日は忘れられなかった。
俺が大会、バレーの大会でリベロとして参加した
12人の中の一人として、チームの一員として、
ミスは1度しかなかった。それ以外は全て取った
なのに、なのにも関わらず、母は、、
『もっと取れたはず』みたいな事を言った。
正直なんも思いたくなかった。忘れたかった。
リベロとかを全て投げ捨てて消えたかった。
でもダメだった。全部ダメで放り投げれなかった
こんなダメ人間は要らないって事になるんだろうな

Next