『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一件のLINE
あなたからの
唐突のLINEに動揺…
既読はするが…
なんて返事をすれば
いいのか分からず…
放置
ずっと…気にはしているが
やはり
傷ついた気持ちは
今でも消えない
心は晴れない…
壁は厚く、心を守ること
だけで精一杯
胸が張り裂けそう…
葛藤
ピコンと音が鳴って、手の中でスマホが震えた。画面上部に吹き出しがひょこりと顔を出す。
“今もすき?”
すき、の2文字にどくんと心臓が跳ね上がる。アイコンと名前を凝視しても、それは変わらない。
今も、すきって、どういうこと……?
1件のLINEで簡単に乱されるわたしを嘲笑うかのように、吹き出しはひゅんとすぐに上へ消える。ロック画面でもう一度確認しようとしたその時、また軽快な音が鳴った。
“甘いもの”
思わず、スマホを放り投げた。
(1件のLINE。)🦜
僕はね。
すずめ、🦜
だから。
(スマホ、なんて
知らないし
LINE。なんて
解かんない。)
《でもね。》
「朝、早起きして
稲穂を
食べ様と、
したらね。
道の端に
とっても、
素敵な、雀が、
居て・・。
僕。びっくり、
したんだよ。」🦜
【その話を、物知り
お爺しゃんに
話したら
LINE、スタンプ。
なんだって~。】
✣本物なら、僕の
お嫁しゃんに、したのにな〜🦜
"一件のLINE"
《明日点検で休みになったからスポドリ持ってそっち行く》
飛彩の個人チャットを開き、一文を入力して送信のマークをタップする。
明日は点検で医院が急遽休みになった。
突然の休みにどうしたらいいか分からず、とりあえず最近暑くなって来たので差し入れにスポーツドリンクを持って行こうと考えた。
今は夜中で今日夜勤は無かったはずだが、万が一の事がある。既読は深夜か、明日の朝に付くだろう。
チャットを閉じようと親指がホームボタンに触れる寸前、既読の文字が付いた。
【別に構わないが、なぜ個人なんだ?】
──あ?
送られてきたメッセージに首を傾げ、数秒間沈黙。
「あっ」
確かにグループチャットで伝えるべき事なのに、無意識に飛彩の個人チャットを開いて報告していた。
【後で皆に伝えておくが】
《悪い》
メッセージの後に続けるように、垂れ耳の兎がしょんぼりしているスタンプを送る。
チャットを閉じ、スマホを机の上に置くと「あぁー……」と唸り声を上げて机に突っ伏した。それに合わせてハナが「にゃあー」と鳴く。
──こりゃあ疲れてんな……。明日ちゃんと休も……。
1件のLINE
朝目が覚めたら、メールの着信があった。
久しく会っていない、友人からだった。
「返信遅れてごめんね。
僕は元気。いつも応援してくれてありがとう。」
短い文章でも気持ちは伝わる。
ぶっきらぼうでも、ありがとうの一言に救われる。
暖かい気持ちから今日も頑張りますか!
「一件のLINEメッセージがあります。」
そのとき私は、自分のおへそを確認した。
私は何のエネルギーと繋がったのだろうか。
私は自分のへそをさぐる。
右手と左手を重ねて、おへその上にそっと置いてみる。
右手をしたに重ねてみて、おへそと右のてのひらで会話させてみる。
右手はあたたかく、へそは落ち着いて右手のぬくもりを受け取っている。
左手をしたに重ねなおしてみる。おへそと左のてのひらを、触覚をつかって近づけてみる。
おへそはすこし、ぎこちなく、左手の熱を感じて、もじもじしているかのようだった。左手は少しこわごわと、与えるというよりへそから何かを受け取っているようで、左腕全体にピクリと動きが何度か走った。
一件のLINEメッセージ。
私の肉体に紡がれたライン。
私の魂に刻まれたライン。
DNAの青写真。
私は私のへそからつながるコードを思う。
コードの先にあるラインを思う。
私は両手のひらを、へそからどかし、LINEアプリの新着メッセージをひらこうか、機械を手にして指を迷わせる。
私は再び両てのひらを、へそに重ねた。
指をからませ、両方のてをかさねてへそにそっと近づけた。
おへそもおなかも、さっきよりも、外の世界を確認しようと機械を手にした瞬間より、ずっとやわらかくあたたかく安心したように呼吸にあわせてやすらいでいた。
私はやすらかな自分のへそやおなかとしばらくそのままくつろいでいた。
そうして、少しだけ目を閉じた。
まどろむすこしの瞬間に、私はまぶたの裏に混乱した色のついた線をみることが時々あった。
正確にそれがなにかを内側から思い出すことはできずとも、それは自分自身の隠れた叫びや苦しさなのではと私はひそかに思っていた。
おへそにてのひらをかさねてまどろむ。
私の線に、いま、きっと、混乱はない。
少し目を開け、私は重ねていた掌を解放し、てのひらにもある線をしばし見た。
てのひらに刻まれたこの線が、どんなものだろうと、わたしのおへそとおなかの底はこれが刻まれたてのひらで、さっきより深く息がとおり、さっきより世界をあたたかく感じている。
ひとつのラインとつながりをもつ、その喜び。苦しさ。葛藤。豊かにかきたてられる全てをよく知るわたしのおへそ。
どんなエネルギーとつながりをもつか、どんなラインとつながるのか、そしてなにを受け取り手放すのか。
私はてのひらをそっとへそに重ねる。
しずけさがもう少しひろがったあとで、私はもう一度選んでいこう。
私がうけとってきたラインのバトン。
わたしがほどいてきた絡まったつながり。
わたしがうけとっていく宇宙とのつながり。
わたしがつないでいく、あたたかさ。
一件のLINEメッセージがわたしへコンタクトをとってきた。
誰が発したエネルギーであろうとも、
どんなメッセージが書かれていようとも、
そこにはわたし自身への、気づきを促すメッセージが隠れている。
世界がわたしへコンタクトをとってきた。
宇宙が流れにのるよう誘ってきた。
わたしはおへそに手を当てて、おへそと、てのひらの間に、静かな信頼がうまれていく様を観察した。
わたしの肉体へわたされたライン。
わたしのエネルギーとからんでいたライン。
わたしの本当に沿うべきライン。
わたしは少し、顎と、背骨と、骨盤の位置を正してみる。
わたしの沿うべきラインとつながるために。
とてもしずかだ。
静けさでからだが満たされる。
静けさでからだが満たされる。
静けさでからだが満たされる。
静寂と安堵に包まれてわたしはもう一度、あたらしくやってきたエネルギーラインとのつながりを確認した。
一件のLINEメッセージがあります。
機械にうつるそのメッセージを受けとる私の瞳、私のおへそ、おなかの底は、どこまでもしずかに柔らいでいた。
【1件のLINE】
当たり前のことだけど
好きな人から来る1件と
嫌いな人から来る1件で
その日の幸せ度合いがすっっっごく変わりますよね...
沢山の人からのLINEより
好きな人から来る1件が欲しいな...
LINE の未読や既読 に心を乱されてきた
もやもや そわそわ 落ち着かない
メールだって 返信の有無は気になるものだけど、
送信すれば、一旦は自分の手を離れて
一応の完結をみせる
でもLINE の場合は そうはいかない
送信したあとも LINE に気持ちが繋がれたまま
常に引っ張られている感覚があった
できるだけ、私の生活が邪魔されないよう
その都度 非表示にすることで
平穏を死守していたつもり
グループLINEもそう 。
返信のタイミング、返信内容など
ささいなことでも気を遣うこと甚だしい
今はLINE の呪縛からだいぶ離れたとこにいる
既読にする謎のプレッシャーも薄れつつある
1件のLINE が与える重みは人それぞれ
私の場合 便利なツールとは
“ほどよいおつきあい”がいいみたい。
100:1件のLINE
「22時前には終わるよ」
了解と、そう返信して
その後に早く帰りたいと思ってもらえる様
料理の写真を送ってみせた。
けれど…本当は分かってるの。
遠く離れた君の帰る場所は
私の居る此処ではないと
それでもいつかは…
「今日の晩御飯は唐揚げだよ」
いつかは、私へ帰っておいで
それまでには、美味しい物を作れる様に
ずっと練習しておくよ。
拝啓、愛しい君へ。
ー 1件のLINE ー
「1件のLINE」
LINEに自分のために楽しいこと記録して、誰も呼ばない秘密の愛称で書き溜めて………
みようかなって思って、そういう「領域」作ったんだけど、結局、みごとに、
な~んにも書いてない。
よく考えたらメモアプリ3つもあるし、
普通にノートにも書いてたんだった。すでに飽和💦
でも、そういう、私と誰かの境界線みたいな場所に、私の休憩所っていうかオアシスがあったらなーって思ったので………。思ったんだけど。
ごめんねオアシス、ほったらかしで。
なんか公共?過ぎて、かえって避けてしまったよ。
もっとずーっと遠く深く、離れて離れて離れて、
その上で、ゆっくりゆったり、
お休みしたかったんだよね…。
❁「1件のLINE」じゃなくて「存在しない1件のLINE」
1件のLINE
姉から実家の両親についての近況を知らせてきた。
母はアルツハイマー型認知症になり、出来ない事が少しずつ増えてきた。
普段近くにいない私に母の記憶がまだ残ってる間に一度帰って来て欲しいという旨のLINEだった。
このまま元気でいると思ってた母がまさかの認知症になるとは。
沢山の絵文字を入れてなるべく文面を暗くしないように気を遣って送ってくれた姉のLINEに私も深刻にならないように尚且つ両親の世話をしてくれる姉の気持ちに寄り添ってくれる言葉を必死に頭の中で探しだしていた。
1件のLINE
ピコンと音が鳴って、1と書かれた赤い
ピンマークが1件のLINEが来た事を知らせる。
何だろう?と何気なく開くと
こんな訳の分からないメッセージが
書かれて居た。
『このLINEのメッセージを開いたら最後
一週間以内に他の人にメッセージを回さないとその二週間後に死ぬ』
by呪いのLINE
そんな巫山戯たメッセージが俺のスマホに
入っていた。
あ~一昔前に流行っていた呪いの手紙の
LINE版ね!とホラーマニアの友達の顔が
浮かぶ。
俺は、スマホを動かし
『もし俺が死んだらお前の家に化けて
出てやるから安心しろ!』と返してやった
しばらくして その友達から
『お前の執念ハンパねェ』と返って来た。
そうして数分間 俺と友達の下らない
やり取りは、続いた。
一件LINEがきて、見てみたら●●さんだった。嬉しかったけど内容を見たら、●●さん好きな人できたみたい。もーいーや。
{スキデス●●サン} 自分が狂ってるなら相手をもっとおかしくして 自分が正常のようになる
↑帯
水玉が好き7/11
季節とともに生きる!ここぞという時がある。梅仕事から学んだ。7/12
1件のLINE
1件もこないですよ
記憶に残ってない
LINEでの交流がない
Discordでも稀にしかない
ゲーム中の通話などのアプリです
中にあるチャットは、ほぼ独り言用
たまに返信があるくらい
最近したチャットだと
テトリス99VIPテト1
反応はありませんでした
あれば嬉しいけど
なくても悲しくはない
1人でも困らない
あえて1人でいる訳でもない
一緒に居たい人がいない
別に避けてはいない
気がつくと1人でいるだけです
ほぼずっとそのようにいる
1人でいることに特に拘りはない
だからたまに誰かといる
基本的に1件のLINEもない
それでも特に困らない
誰かがいないと
あなたになれないなら
それは偽物だよ
あなただから居る誰かなら
あなたは本物かもしれないね
ぽこん。
服の中から小さな音と、震えが感じられた。ちょうど作業をしていなかった彼女はポケットからスマホを取り出した。案の定、送信先は愛しい青年だった。
今日はこの後、青年とお出かけをする予定なので、その連絡だろうかとスマホを覗く。
『見て見て、綺麗な空だよ!』
送られたメッセージをスクロールすると、真っ青な空の真ん中に、白く大きな三角形のような形をした雲が見えた。
「うわ、綺麗な空……」
彼女と恋人の青年は、こんな見事な水色の空の色が大好きなのだ。さらに真ん中にある積乱雲は、黒い色がないのもまた見事だった。
返信を打つ時、頬が緩んでしまう。
『すごいきれいですね!』
そう返事を送る。
青年は救急隊と言う仕事柄、ヘリコプターに乗ることが多いので、自分が見たものに感動を覚えるとこうやって写真を送ってくれるのだ。
しかも、こんな素敵な空。
ふたりが好きな色の空にうっとりとしてしまうが、ハッとする。
これは積乱雲。つまりはこの後雨が降るということだ。
『雨が降る前に、迎えに来てくださいね』
それを送った後、返事は来なかった。
これは……慌てさせてしまったかもしれない。
「社長! 私、そろそろ上がりますね!」
「わかったー、おつかれー!!」
奥のスタッフルームに入って、よく手を洗い、仕事着から私服に着替える。本当はシャワーを浴びたいけれど、ここでは難しい。
スタッフルームの扉を開けると、慌てて入ってくる彼の車が見えた。
「雨が降る前に迎えに来たよー!!!」
おわり
お題:一件のLINE
23日目
#タテヨミ
誰からだろう
1件の通知が入った
「好きなんだ」
期待に頬を紅潮させた
でも次の通知が来てしまった
「紫苑のことが」
たった今、初恋が終わった
1件のLINE
1件のLINEから俺の悩みは始まった
前に付き合ってた人からの復縁の申し込みがあった。
その申し込みをOKしたのだが、俺が他の子と距離が近すぎたせいでその人の事を傷付けてしまって今どっちも辛い思いをしている こんな俺に存在価値などあるのだろうか?
<ねぇ)
(何>
<きいてる?)
(見てる>
<みてるんだったww)
(馬鹿め>
<がーん…)
<すきな人いる?)
(いない>
<きらいな人は?)
(それはいっぱいいる>
<さいてーwww)
(うるさい>
<気付いてる?)
(なにが?>
<たてよみ)
<おーい)
<反応してー)
(それはぼくも同じ>
1件のLINEが人生を変えた。
そんな経験はありますか?