『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「久しぶり」
突然送られてきたLINE
差出人を見れば数年振りに見る名前
最後にやり取りしたのは
卒業して少し経ってから
理由はなんだったっけ…
思い出せないくらい
今となってはほんの些細な出来事
お互いに意地を張って距離を置いた
何度も謝ろうとトークを開いては閉じて
仕事の忙しさを理由に時が流れた
このLINEのきっかけは
クラスメイトの結婚式
「久しぶり!元気にしてた?」
何事もなかったかのように返信する
「元気だよ!招待状見た?」
一瞬で時間が戻ったかのよう
あの時の景色が目に浮かぶ
あの2人が結婚か…
招待状は2人の幸せだけじゃなく
私たちの新たな繋がりを届けてくれた
もう一度なんてないんだろうからさ
私は別の人の1件のLINEを待つことにしたんだ
#1件のLINE
私しかいない部屋に響く通知音。
スマホを確認すると、先輩からの返信だった。
それだけでもすごく元気が出た。
だって好きだから。
でも。。。先輩には気になってる人がいる。
もうすぐ告白するんだって。
好きな人いるなら…私と関わらないでよ。
これ以上好きになったらもうどうしようもないじゃん。
話しかけてこないでほしいのに、それはそれで嫌だと思ってしまう。
私の、先輩への好きな気持ちが高まった返信。
でも、私の恋が終わった返信。
嬉しくて悲しくて、寂しかった
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「俺さ〜近々その子に告白するんよね〜。緊張す
るww」
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LINEはここ数日、いや数年、交流が全くない。
というか、家族としかしていない。
それよりも、この先どう生きていくかが問題だ。
まずは、旅行がしたい。
ずっと同じ日々の繰り返しだとストレスが膨大になっていることに気づいている。
違う景色を見て、何か新しい空気みたいなものを取り入れたい。
雨の中なんとか家に帰ると、スマホに一件のLINEの通知。
わたしの好きな人からだ。
LINEを交換しただけでほとんど会話もしなかったのに、
「雨大丈夫?」って。
あなたのおかげで大丈夫じゃなくなりそうです。
『1件のLINE』
一件のLINEに僕は嬉しくもなったし、悲しくもなった
一件のLINEが来ること数十分前は、僕は
外をボーと見ていていた。
そこへLINEの着信の音がしたから見てみたんだ。
そこにはこう書かれていたんだ。
「こんにちは。貴方様にお知らせがあります。
嬉しい報告ですよ?いいですか?とっても嬉しい
ご報告です。貴方様の亡き骸がご家族のもとに行き
ました。でも暑い時期なので腐敗していたそうです
が、でも無事ご家族のもとに行かれたんでよかった
ですね。でも、まあ、貴方様はあちら側に行けませ
んがね。何故か気になりますよね。だって、貴方様
は、ちゃんと人生をまっとうしていないからですよ
では、ちゃんと罰を受け、その罪を償ってください
長くなりましたが、さようなら。」
1件のLINE
数年前、絶賛不登校期間。
友達から1件のLINEが来た。
「ねぇあんたが学校いない間も悪口言われてるよwww今𓏸𓏸(私の名前)ちゃんブーム来てるよまじでwww」
と、私の悪口ブームが来ている事を私に報告する必要があったのか、なかったのか……。
私からするとその報告はいらなかった。
かえって学校に行きずらくなるしもう行けない。
そもそも私の悪口ブームが来ている事を報告してくるような人が友達と言えるのか……
大人、子供含め人間不信になっていた。
教師がいじめの先頭に立ち、生徒はそれに従う。
また、生徒の主犯格は周りに命令を出しこう言う。
「お前ら出来なかったら分かってるよな?」
こんな事言われたら大抵の人間はいじめをせざるおえない……。ちなみに私は決してやらないが…笑
これはいじめられたから分かる感情であり、いじめられたからこそ私はいじめない。という意思だ。
申し訳ないが、いじめられていなくてもいじめをするという発送には至らない……。
その主犯格達はいじめをいじめだと認識していないようだった。だからあんなに楽しそうだったのか…と、とても思った。
画鋲を入れ、ゴミ箱をかける事がいじめと認識されない世の中はおかしいと強く感じる。
あの1件のLINE以来私は学校に行けず、自分は弱いと思ったがこのままではダメだと、転校して新しい環境に移った。
そこで私を待っていたのはまた新しいいじめだった。
ただ人が変わっただけでなんの代わり映えもないいじめ
ああこういう運命の人もいるよね、それがたまたま
私だった。
という愚痴です……︎;;
読んでくださるだけで私は救われます……。
いつも読んでくださり本当にありがとうございます。
何度も何度もスマホの画面を見たが
やっぱり返ってこない
遊びの誘いをしたがLINEが返ってこない
あれからもう5時間もたった
お風呂入ってこよ
お風呂から上がったら返ってきてるかもしれない
そう期待を胸に脱衣所にいく
上がるとすぐにスマホの画面を見た
すると
一件のLINEが来ていた
私は笑顔を隠せずにやけてしまった
手が震えながらもその通知を開く
「ごめん、その日は予定がある」
はぁ、なんて運が悪いんだ
こんなに待ったのに
いつの間にか私は笑顔が消えていた
次は絶対誘う
そう心に誓った
〈一件のLINE〉
とある日の午後。1件のLINEがスマホに入る。
《ちょっと手伝って》
またパシリか……渋々指示されたコンビニに向かう。黒いポシェットにジーパン。白いTシャツ。
スマホを弄り、アイスを頬張っていると
「わり、遅れた」
そんな呑気な声が聞こえる。顔を上げると、金髪の男性が片手を上げる。小さくため息を吐き
「なんの用?」
「……わかってんだろ?」
真っ直ぐな瞳を向けられる。そうだ。そうだった。
LINEが来たら『宵闇』の合図。
今宵もまた…人を襲わねば
1件のラインが人生を変えてしまうこともある。
喜び悲しみ怒り全てを文章で表現する。
それはとても難しい。
想定外の受け取られ方をするときもある。
1件1件丁寧に。
そして直接話すのが1番。
朝 いつもと同じ時間に同じ人から同じ3文字が届く
いつもと同じなのになんとなく嬉しいその3文字に私も同じ3文字を送る
うん 今日も素敵な一日にきっとなる
#1件のLINE
今どこにそんな連絡無視をする君への距離を少し広げる
メッセージ嬉しかったのはちょっと前今はあなたの束縛はいや
『私は好きだけど。あなたは、私の事見てないよね』
既読
17:15
大学の知り合いから告白された。
ゼミが一緒で、背が高く、猫背で、細長い鼻の上に眼鏡をかけている。
あなたが知っているのは、本当の私じゃないの。
そういうつもりで、送ったLINEだった。
ただ、私が毎日笑ってるのは、あなたのためじゃないのに。
私が毎日笑ってるのは、自分が幸せである、幸せが嬉しいから。
あなたは、私のことを見ていない。
それが、どれ程難しいことであっても、恋をするぐらい好きなら、本当の私を知ってよ。
って、高慢かな。
『迷ったときには』テーマ:1件のLINE
ポコン、と音が鳴る。
あの人からの連絡じゃないか、とすぐにスマホを見るが、実際はただの公式アカウントからの通知で、私はそのアカウントの通知をオフにする。
ポコン、と音が鳴る。
今度こそあの人からの連絡じゃないか、とスマホを見るが、『あの人から連絡来た?』という友達からの確認の連絡で、私は未読スルーをする。
ポコン、と音が鳴る。
今度こそ、いやきっと違う。相反する期待と失望を胸に抱えながらスマホを見る。するとやっと、好きなあの人からの連絡だった。
嬉しい、でもどう返信しよう。今度は違う悩みが頭を駆け巡る。
既読を付けられぬまま、一分、五分、十分。早く何かを送らないと、連絡を無視したみたいになる気がする。
選んだ私の答えは──。
ポコン、と音が鳴る。
気になるあの人からの返信だろうか。スマホを見ると、
「ふふ。こんなスタンプあるんだ」
可愛いけれどちょっと変わったスタンプが送られてきたのだった。
『さよなら』と、メッセージがひとつだけ残されていた。
恋人が、突然いなくなった。警察も動いたが、見付からない。煙のように消えてしまった。
煙に巻くのが得意だからって、そりゃねーだろ。
さよなら? 勝手なこと言いやがって。
ゆるせねぇ。
見付けたら、一発殴らせてもらう。
「1件のLINE」
無視するか返信するか二分の一
最近決めたルール。
1日、1件しかLINEを返さない。
自ずと見えてくる優先度。
その時の、何が、大事か。
溢れる未読メッセージの中に
本当に価値あるメッセージは
1日に1つ、あるか、ないか。
#1件のLINE -16-
今日も空にいるあなたに1件のLINEを送ったけどやっぱり既読も返信も来ない
君が空に行った日に送られてきてた1件のLINE僕はまだ見れてないよ
#1件のLINE
一件のLINE。
一件のLINEは
教えちゃ
ダメだからね。
本当は
色んな既読を
してほしい。
私だけの
一方通行では
ないはず。