『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
2月22日木曜日
今日は、面接がありました。緊張したけど頑張って言えるところは言いました。
𓃠人の心には一匹の猫がいて
そのもらい手を絶えず探している
自分で自分を飼いならすのは
ひどく難しいから
だれもが尻尾を丸め
人のふりして暮らしている
首輪のいらない幸せが
いつか巡ってくるんだろうか
文月悠光✨
「わたしたちの猫」
𓃠💜𓃠💜𓃠💜𓃠💜𓃠💜𓃠💜
傷付く用意はできた。
いま、伝えるよ。
大好きなあなたに
この気持ち。
わたしは、ずっとあなたを愛してる
あなたが、わたしを思っていなくても
いつか笑って話をしよ
それだけを楽しみに生きるから
きょうから
また
ゼロからのスタート。
がんばれ、わたし。
美しい、わたし。
『0からの』
「あーあ、またやっちゃった……」
「やばすぎ」
またやった……と言ったコイツは友達……いや親友。
「ビーカー割るの3回目。何回怒られたら気が済むんだか」
「わざとじゃないし!」
「あー!戻りてぇー!」
「……どこまで?」
「え?……んー、そうだな」
「1…………いや、0から。」
……0ってなんだろう?
時は過ぎる。
待ってくれない。
過去のこと、1秒前のことだって0になれる。
なら……
「おーい?」
「!!」
「ぼーっとしてたね?」
「全く、深読みしすぎだよー!」
「……え?」
「戻りたい?んな訳ないじゃーん!今、楽しいし!」
「……あー、でも割る前には戻りたい」
「都合が宜しくて」
「それが私!」
「なるほどね?」
「どゆこと」
でも、同感だ。
私だって今が楽しい。
戻る気なんてない。
なーんて、口に出せないけど……
口に出せるアイツはすごいな、
「んふふふ……」
「(顔に出やすいからわかりやすいんだよなぁ……笑)」
『0からの』
僕ら人間は生命を宿した時から人生は始まっていた。
僕ら人間の魂は母体に宿って0から肉体が生まれた。
僕ら人間の肉体はそれぞれ成長し成人へ向かった。
成人へ向かう途中過程は全てが0から始まって行く。
幼稚園か保育園へ入園し、小学、中学と義務教育を
して行き、中卒で働く人や高校へ行く者も居るだろう。
幼稚園か保育園という知らない場所で0から始め、
小学校へ通い知らない人と出会い0からの生活を始め、
中学校へ行きそこでは小学校から同じ人も居るだろう、
だが、そこは新しい所。新しい生活が始まる。そう、
0からの生活。高校も新しい生活。全てが新しい。
僕ら人間やこの世に生きる生命は全て0からの物語。
何もかもが新しい。
0からの
…スタート?
何もないところから始める時に
使われるよね。
いくつになっても、
0から始めることは出来るんだよね。
この先にあるのかな…0からの何かが。
0からのスタート
何も無いところから?
否、自由な心はどこまでも軽く
どこまでも軽やかに未来を見据える
0地点はどこまでも広く軽く高く
より良いものだけを選び取れる
《0からの》
偉大なる魔法使いはこう言った。
「人類は発展を続けてきた」
偉大なる学者はこう言った。
「けれど発展とは1があるから成るものだ」
偉大なる王はこう言った。
「0からの発展とは存在しない」
偉大なる戦士はこう言った。
「なれば、初まりの1を生み出すものは何か」
偉大なる魔術師はこう言った。
「それは世界を構成する想いの成れの果てである」
偉大なる天使はこう言った。
「そこに在ってけれど目に映らぬもの」
偉大なる悪魔はこう言った。
「時に法則性を人が身勝手に定めるもの」
偉大なる神はこう言った。
「0からの初まりとは、我らの与えし試練である」
愚かな者はこう言った。
「不条理な環境を良く見せる為の詭弁だ」
……そうして世界は改竄を経て、巡ると言う。
〝0からの〟
うちの親はずれているとは思っていたが、
まさかここまでだとは思っていなかった。
冬休み明けの転校なんて信じられない。
しかも小六。
春まで待って欲しかった…。
仕方ないことだったんだとは思うが、
ここに来てゼロからのスタート。
そんなぁ。
0からの
文字でも絵でも歌でも何でも、
何かを創り出すことは、
無から有を生み出すことで、
それはとても心と体のエネルギーが必要だと
書くようになってからつくづく思う。
0からの1にはとてつもなくパワーがいるのだ。
#177
生まれた時から0。
マイナスから這い上がっての0。
プラスから滑り落ちての0。
どれも一緒の0でも、
意味は変わってくる。
〜0からの〜
0からの関係に戻れるわけがない
あなたがいるのはマイナス地点
【0からの】
母は5、6年前まで生まれてからずーっと
腹筋で起き上がることが一回も出来ない人だった。
スポーツは何でもござれの人だったのに
腹筋のやり方が分からないとか不思議なことを言っていた。
それが地域で安く使えるトレーニングルームに通い
数ヶ月で腹筋が1回出来るようになったのだ。
スゴい!0から1に、これはスゴいことだ。
本人は驚いていたが私はスゴい感動した。
それからはあっという間に複数回出来るようになっていき
小さい頃から腹筋を一回も出来ない母を見てきた私は
まるで奇跡を目の当たりにしてるようだった。
いやはや、いくつになっても0からの何かは
成し遂げられるもんだ。
(0からの)
『0からの』
今年もウィンタースポーツの季節がやって来た。
小さい頃から受験の年を除いて毎年
スキー場へ行っている。
本当は何回も行きたいが距離がある為
スキーのレンタルやリフト券の他に
ホテル代と交通費がかさみ年に2回がやっとだ。
広いゲレンデも、雪の白さも
スキーを走らせる音も最高に楽しい。
やっと慣れた頃、帰らなければならないのが
悔しいが、いつかスキー検定も受けてみたい。
さあ、今日は初めてのスキーだ。
まずは歩く事から、今年も0からのスタートだ。
ペダルに足をのせたまま
こぎ出せずにいる
支えるだけで精一杯
風の冷たさを感じることも
草木の匂いをかぐことも
あの鳥がどこへ行くのかさえも
わからぬまま
それでも自転車は
まだか、まだかと
待ち続けている
__0からの
0からの
0からのTOEIC
平均点くらいだった点数が手術で100点下がった
単語と意味を結びつける神経に障害が起きたのだ
文字のシルエットと意味を結びつける形式に変更して再度勉強
読み方を思い出せなくても、意味を思い出せなくても、ぼんやりとシルエットを見ると回答できる
長い道のりだった
これから反射神経だけで解いていけるように
頑張りたい
〈0からの〉
「じゃな。」
「はい、ではまた。」
自分たちは、遠距離恋愛というやつだ。
東京と大阪を往き来するの働く身にはなかなか大変で、1カ月会えないなんて当たり前。今回だって、2カ月半近く開けての逢瀬だった。しかし、開けた日にち分だけ長く一緒にいられるわけでもなく、金曜日の夜中にやっと会えたと喜びを噛み締めたのも束の間、日曜日の昼にはもうお別れしなければいけない。
裏のお家のおばあちゃん。
いつも子供たちに手作りの小物をプレゼントしてくれる。
毛糸で編んだ帽子やバッグ、犬の置物。
不器用な私からしたら売り物みたいな素敵な作品。
0から作り出すおばあちゃんの手は魔法の手みたいだ。
別れはいつも2人の違い。探したあれこれな正解、なんてものはなくて。2人はいつもあべこべな世界。やっと見つけた答えも決断でしかない。
0からのスタートだ。
憧れのあの人も、推しのあの人も、初めは何もなかった。
自分の人生を誰かに受け渡している気がしてた。
職場と家の往復で、何かがすり減ってく感じをなんとかしたかった。
はじめてみた。
案外楽しい。
あれだけ だるい、生きる気力が湧かないなどと のたまっていたが、趣味をやっている時間だけは、没頭できる。
ほかの何も私を邪魔させない。
私は私の推しになる。