『鳥のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならを言う前に
鳥のように
あなたの空を飛びたい
あなた達の空を飛びたい
鳶のように天高くから
燕のように霞むような速さで
あなたの空を飛びたい
永遠のさよならを言う前に
直ぐ側を羽ばたくように
やがて 遠くに
あの 雁のように
夕焼けに消えて逝くまで…
令和6年8月20.21日
心幸
ある小さな村に住む一人の少年がいました。少年は村の中でとても慕われていました。ある日、湖に水を汲みにいくと、そこにはとても美しい女性がいました。女性は人目も知らずただひたすらに踊っていました。その姿はまるで白鳥のように見えました。
鳥好きなの?
バッグにもストールにも鳥がいる
ほんとだ
どこかに飛んで行きたいんだろうか
ただ空を舞っていたいんだろうか
鳥のように軽々と
自分を持ち上げられたらいいなあ
鳥のように空を飛べたら、
すぐにでも貴方のところに飛んで行けるのに。
綺麗な青と白が広がるこの世界を私は飛ぶ銀の翼を広げて何処までも何処までも飛ぶ
あ、あの機械は飛行機
何処へ向かうのです。東の方へ。
私は飛ぶ何処までも、何処までも。
比翼の鳥っていう言葉があるらしい。
雄と雌、それぞれ片方ずつしか翼を持っていないから体を寄り添わせてやっと飛べるらしい。
空を見て、鳥が飛んでいるとよく思い出す。
ただそれだけ。
「鳥のように」
天高く飛んだ所で今は高層マンションに高層ビルだらけで
灼熱のような反射熱を放って、その反射熱を浴びて
時々軽度の脳震盪を起こしてそこら辺に転がって半死状態になるし
時には新幹線や飛行機にバードアタックしちゃって
死んじゃうこともあるし、毎回、申し訳ないて思うよ。
鳥のように高く飛べたらいいなて思うよかもしれないけど、
もし飛びたいなら中低飛行をオススメするよ。
僕は中低飛行はお手のもの。
鳩によるかもしれないけどね。まぁあまり低く飛ぶと
トラックにぶつかったり自転車にぶつかったりするから
そこら辺の加減考えないとね。
鳥のように羽ばたいて
時間も空間も飛び越え
銀河を自由に行き来する
そんな不死鳥になります
もしも空が飛べたら
鳥になれたら
あなたの魂が天国に昇るその前に
私が攫って行けるのに
その魂を誰にも渡さず
お腹にしまっておけるのに
私が産む卵は全部無精卵だけれど
あなたの魂と私の魂とが混じって
いつか出来損ないの子が生まれないかと願ってる
出来損ないの子を私は抱えて
あなたの姿を映して
その子が巣立つその時に
私はやっと死ねるのに
私に空が飛べたなら
鳥のように、あなたの魂と一緒に空へ上がれたら
お題『鳥のように』
鳥のように
誰だって一度くらいは思ったことがあるだろう。鳥のように生きたいと。
実際に鳥になりたいという話じゃなくて自由の話だ。どこにでも飛んでいけるその姿は自由の象徴だ。
なにもかもを捨てて好きな場所にいって好きなように生きたい。貧富に関わらず誰だってそう思ったことくらいあるだろう。
でも実際にはそんなことはできない。自由は憧れるけど実際に自由に生きたら今よりも不自由な生活になるのは目に見えているからな。
法と金。自由に生きるといっても実際にはこの二つからは逃れられない。無人島で自給自足でもしない限りは。
それに無人島で自給自足は法と金から逃れられても多くの制限がつく。医療と飲食物が自分だよりじゃいつ死んでもおかしくない。
最もそれが自由の代償ってことなのだろうけど。
結局のところ自由がほしいってのは文明圏で好きに生きたいって話であって本当の意味で自由になりたいってわけじゃないんだよな。
つまりここまでの話をまとめると、金持ちになりたいね、ということです。
鳥のように
昨日の昼前に祖母が逝去した。
自宅で息を引き取ったので、6時間が1時間に感じられるほどいろいろあった。
鳥が突然飛び立つような去り方だった。もともと心臓肥大があったが、まさかそれが引き金になるなんて思いもしていなかった。
祖父も、母も、祖母も、身体を枯らした。
いのちは鳥のように飛び立ってゆく。
あの大きな海の群青に抱かれて
泳ぐ魚はどんなに幸せでしょう
手を繋いで楽しそうに歩いてる
人間達はどんなに幸せでしょう
好奇心と少しの羨望を覗かせて
夢を見て飛んでいたとしたなら
不自由で自由なこの世界の中で
私はまた人間を選ぶのでしょう
空を見上げ恋しく思うでしょう
しがらみのない所で生きたいと
『鳥のように』
最近鳥の姿をあまり見かけなくなった
ゴミの収集日には早朝から騒々しい声を上げていたカラスもとんと見ない
これだけの暑さがかれこれ3ヶ月ほど続いているのだから無理もないのだろう
日中のあの暑さの中を飛び回ったら、それこそ"焼き鳥"になってしまいそうだ
日本の各地で農作物や畜産物、はたまた海の中までその影響が出ていると聞く
そんなニュースを耳に目にする度に、動物たちはどうしているのだろうか…と気に掛かる
昆虫や木々の実や花を餌にしている鳥や動物たちも、この夏の食糧確保は至難の技だろう
本来はその翼を広げて自由に空を飛び回りながら餌にありついていた鳥たちも、日中は木陰で涼を取りながら
「鳥のように自由に空を飛び回りたいよ…」
なんて、この暑さを恨めしく思っていいるとかいないとか…
『鳥のように』
「鳥のように」
麦わら帽子をさらう風にのって
大空を自由に飛び回ることができる
大地を駆け抜ける健脚を持っている
鏡のような水面に浮かび
凍てつく水底へ潜る力がある
食べ物を工夫して見つける賢さがある
さえずりは君の奏でる音楽 私の心の健康
自転車に乗ってどこまでも、鳥のように旅をする
この希望は、いつまでも捨てられないもの
鳥のように自由に飛ぶことができたなら、
もう大丈夫だろうか?
鳥のように朝を迎えられたなら、
その日はいい日になるだろうか?
鳥のようにきれいな声を出せたなら、
本当の自分になれただろうか?
鳥のように自由に飛ぶことができ、
朝を迎えられ、
きれいな声を出せなくても
鳥のように立派になれるだろう
「 鳥のように 」
私は鳥のようになりたい。
鳥のように大きく翼を羽ばたかせ
鳥のように空を飛び
そして、空から景色を眺めたい!
でも現実では叶わない儚い夢
あぁ 鳥のようになりたい。
鳥のように
色とりどりに美しく
たくさんの種類がいて
空を飛べたり飛べなかったり
美しい声で鳴いたり
鳴かなかったり
見た目からは想像がつかない特技を持っていたり
個性豊かで素敵
人も同じはずなのに
一体何に狂わされているのだろう
なんて考えちゃったりしてwww
鳥のように、どこまでも広く、狭いこの空を飛んでみたい
鳥のように、どこまでも深く、浅い、この空を飛んでみたい
私が鳥になっても、今の人のままでも、この空の向こう側は行けないし
私がどんなものであろうと、海は渡れないし
私がどんな格好をしようと、県境は越えられないし
まぁ、言っちゃえば、めんどくさがりなのと、臆病なだけなのだけれど
この空の向こうは、この海の向こうは、この線の向こうは、この先の空間は、
果たして、どんな世界が広がっているのか
行く気もないのに、ただ想像して、気になって、
でも結局行かない
そんな私は、今日も心の中で、鳥になる
鳥のように好きなとこにいたい。
誰かが近づいたら飛んで
仲間なら隣に並んで
ぼーっとしようよ。
鳥のように自由になれたなら
─────『鳥のように』
【⠀No.7 鳥のように 】
「会いたい」
私も同じ気持ちだった。
今は休日だから、学校は休みで、街は人で溢れている。
暑くて少し出歩くだけで吸われていく体力を温存しようと
ゆったりしていたら、もう外は真っ黒に染まっていた。
現在、午後八時。
明日は学校だけれど、まだ12時間ほどは会えない。
それは私たちにとってはあまりにも長くて。
「話してたらすぐだけど、俺はいつでもどこでも
近くにいたい。」
これも、同じ意見。
電話越しに流れる甘酸っぱい空気が更に心を締め付ける。
いつでも可愛く居られるように保湿で肌を綺麗にする。
貴方が好きだと言った香りのヘアオイルを使って髪に櫛を
通すと、思い出がフラッシュバックする。
ベッドに寝転んで胸に携帯を押し付け、感情のままに抱きしめて呟く。
「好き。」
彼は少し嬉しそうに声を弾ませて、「俺もだよ」と私に返事をする。
「鳥みたいに空を飛んで、君に会いに行けたら。」
嗚呼、私ってなんて幸せ者で、強欲なんだろう。
こんなにも恵まれていながら思ってしまう。
君が鳥のように空を飛んで、
私に会いにきてくれたらいいのにな。