『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私…重症の方向音痴です。
多分、性格としては1人行動は平気
なんだけれど…
生まれつき、東西南北がわからなくなる
事については一生付き合うしか
ないようです…
こんな感じで生まれてしまうと
私が……って言うよりは、周りが私を
危う過ぎて「鳥かご」に閉じ込める訳です
昔、勤め先でポスティングをする事に
なり、皆は車であちこちに散らばって
行ったけれど、私は徒歩で「近所を歩く
だけで大丈夫です!」なんて扱いで…
小学生でも迷わない距離を職場の仲間たち
は、「1時間で帰らなければ捜索に出ます」
と、有り難いやら情けないやら…
今も相変わらず行きと帰りで景色が変わると逆方向に行ってしまったりで…
まあ、これで信用してなんて言えるはずも
ない訳です
だから、私はよく皆にこう言っています
「私自身がナビになりたい…」ww
あの日、わたしはわたしを
ストレスという檻から解放してあげることにした。
意地になって閉じこもったりしてごめんね。
大空へ飛び出したわたしは今、どこへ飛んでいけば良いのか分からず、迷いと不安の日々を過ごしている。
それでも後悔はしない。
明日より今を、何より自分を大切にしたいから。
素敵な家庭で育ったキミにはわからない。
僕の世界がどれだけ荒んでいるか。
何度羽を休められる場所があったなら、と望んだことか。
*鳥かご*
鳥かご
ずっと…変わらない
鳥かごの中
きっと…
そこにいれば
安心する
でも…
安心だからこそ…
不安
表裏一体だから
「私を閉じ込めておきたいって思ったこと、ありますか?」
不意に、恋人から問われた質問に言葉を失った。中々に重い質問に思う。
「うーん、どうだろう……」
俺は視線を逸らしながら、はぐらかす言葉を探す。だって、思ったことあるもん。
「思ったこと、ありますか?」
なんでそんなふうに思ったのか分からないけれど、誤魔化しはきかない気がした。
俺は大きくため息をついて、恋人をしっかり見つめた。
「あるよ」
意外だと、彼女の表情は語った。
苦笑いしながら、俺は言葉を続ける。
「だって、自分が目を引くほどに可愛いって分かってないでしょ」
「可愛くないですよ」
「ほら分かってない」
彼女は不服そうに俺を見上げるけれど、俺だってこれは譲れない。
「可愛いし、スタイルだって良いんだよ」
俺が本当に好きになったのは、きみの優しさ。でも、それは言葉にしない。これは俺だけが知っていればいいんだ。
「そっちだって、モテるじゃないですか」
「俺のはモテるんじゃなくて、からかわれているだけ!」
彼女の周りの異性の視線を見れば分かるよ、俺と同じ熱を持って見ていることくらい。
だけど、彼女たちは違うもん。
「鈍感です!」
「どっちが!?」
ぷくぷくに頬を膨らませた彼女。
俺は、その頬を人差し指で押して萎ませる。
「ぶー、なにするんですか!?」
俺はその表情に笑ってしまった。
「いや、やっぱり可愛いな〜って」
「からかってます?」
彼女は少し不満そうに俺を見ているけれど、本気で怒っていないのは分かってる。
「からかってないよ」
くすくす笑ってしまったけれど、改めて彼女をしっかり見つめた。
「実際にそんなことはしないけど、閉じ込めたいと思うくらい、好きってこと」
おわり
お題:鳥かご
インスタでアンチ来ました
結構つらたん
普通に痛いとかコメントしてきました
無理です
病みツイ
私は今夢の中にいるのだろうか。 体がとても小さくなってしまった。いつもはすっぽりと手に収まるボール も 冷蔵庫の中に入っている食材も私の倍以上の大きさだ。私は床に立っているから、部屋を出ようとドアノブに手を伸ばしてるが、全く届かない。
部屋を出る たったこれだけのことが ここまで苦労することだったのかと理解が追いつかない。
いつもは 簡単にできることや 価値がないと思えるものでも違う立場から見てみれば あったりするのだろうかと考える。
私はこの部屋という鳥かごに入ったからこそ得られた 何かがあったのかもしれない。
知らずに生きるは幸福か
空の青さも風の勢いも草木の匂いも
全てを知らぬ小鳥よ
危機もあろうが自由は欲しくないのか
どちらが良いかは何も言えぬ
ただ言えるのは
我々も未知を知らぬ籠の鳥ということだ
「鳥かご」
鳥かご
幼い頃から、不思議に思っていた、母の実家へ行くと、いつも、ドキドキする所が、あった
母は、そこは、古くて、綺麗でないから、行っては、だめよ、と行く度に言っていた
今年から、小学校に入学するからと、挨拶に行った時、とうとう、その機会が、巡ってきた
ここは、明治になってから、建てられた、俗に言う洋館と呼ばれるもので、戦災等にも、あわずに今でも、綺麗な姿をしていると、子供心にも思っていた
祖父が、ニコニコした優しい顔で、おじいさまが、よく、どこそこの伯爵様や御令嬢が、よく、いらして、華やかなな、舞踏会が、行われていたと、よく聞かされたと、
いかにも、年代物と、思われる真鍮製の鍵で、鍵穴に入れようとした、瞬間、思わず、お母様が、駄目だと言っていたと口から、出てしまった
祖父は、やや、低い声で、もう、いいんだよと、その横顔は、寂しそうに見えた
ガチャリと言う音は、何故か、鳥肌が立ってしまった
吹き抜けの天井から、眩しい光が、斜めに差している
祖父のコツコツとした、革靴の音が、ホールに響く、大きなガラス窓の下まで行くと、花台のシーツをサーと取ると、キラキラとした金属製のものが、あった
それが、鳥かごだと知るのは、少し後になってからだ、ただ、美しい、そして、欲しいと、思った
そんな心を知ってかどうか、祖父は、また、ニコニコした優しい顔して、そら、どうぞ、と渡してくれた
私は、少々、戸惑った顔をしていると、後ろから、母のまあ、良い物を頂いたのねと明るい声で、救われた
大学生になり、ここに訪れた時、すっかり、様子が、変わり、大きなマンションが、無機質な佇まいを
あの時の宝物は、今では、我が家の娘の宝物になっている
朝から、爽やかな、音色が聴こえてくる毎日
【鳥かご】
私たちには鳥かごが必要だ
もう鳥かごなしでは生きていけないほど
そのくせ自由がほしいと囀ずる
扉を開けられても見ないふりをして
不平不満をわめき散らす
人一倍失敗がコワイ。
人がそんなに?って思うことでも緊張する。
昨日やってしまったちょっとした失敗にドキドキして、
朝、いつもより早く目覚める。
深呼吸して、心を3回叩く。
「大・丈・夫」 これが私のおまじない。
ただ、昨日の小さな出来事なんて
誰も責めたりしない。
気にもとめてなかったりする。
ただ、会社という小さいようで大きい
その籠の中で私は毎日小さなドキドキを繰り返す。
たまに、抜け出したくて、
温泉に出かけたり、寄り道しておいしいものを食べたり。
そうやって、うまいこと羽根を広げないと
籠の中で縮こまってしまうから。
帰り道、ハーゲンダッツ買って帰ろーっと。
明日ちゃんと飛べるように。
「 鳥かご 」
鳥かご。小説でお馴染みの深窓の令嬢が自分をたとえて言う言葉。「私は、まるで籠の中の小鳥」
確かにそれはつらかろう。気詰まりな暮らしは、肩が凝って仕方ないだろう。同情する気持ちは大いにある。あるが、人生で一度!一度でいいから、そんな言葉を吐くような深窓の令嬢になりたい。
発想まで貧困化している私は鳥かごイコール籠の中の鳥イコールお嬢様。の図式が出来てしまう。
つくづく、貧乏人である。笑
鳥かご
自分の知っている世界だけに閉じこもっていたら、
それはそれで幸せなのかもしれないけれど、
未知の世界を知ったらもっと幸せになったのかもしれないし、逆に不安になったのかもしれない。
でも、今までの私を変えたくて。
鳥かごから羽ばたく時が、今なのかもしれない。
今日、勇気を持って告白しようと思う。
振られちゃうかもしれない。
それでも好きなことを伝えることができた自分を、
私は尊敬出来ると思うから。
あなたが奏でるその曲は
自暴自棄のフリをして
あなたが謳う正しさは
自己満足でしかなくて
流行りの加工アプリで
自分自身を美化したり
他人の小さな綻びを
血眼になって探すくらいなら
いつの間にか手放していた
その古びた手鏡を磨いてみろよ
あなたを囲う鳥籠が
わたしの目には脆く見える
あなたを囲う鳥籠の
扉はとっくに壊れてる
あなたを囲う鳥籠は
あなたの心までは閉じ込めてない
見えない檻を作ったのも入ったのも自分なのに、閉塞感を覚え苦しむ私の様子を鳥かごの中の鳥のように表現しようとしたけどやめた。
鳥かごと鳥のように美しいものじゃないから。
鳥かご
鳥にとっては、
その鳥かごが
世界のすべて
鳥かご。
鳥かごに
何を入れよう?
一つしかない
心?
私も鳥かごに
入ったら
遠征できるかも?
鳥かご
かごの中に鳥はいるのか?
かごの鳥
鳥はいつも出られるときを待っているのか?
それともかごに満足しているのか?
それともいつか壊して出ようと思っているのか?
それともそれともそれとも…
それとも鳥かごをどう使うのか?
#鳥かご(2024/07/25/Thu)
とうとう彼女の家へ遊びに来た
いらっしゃい 久しぶりね
りんごの皿を手に彼女のお母さんが部屋に
小学校の時以来じゃない?
かしこまって返事の声がやや裏返りかけた
ねえ、これ、かわいいでしょ
ごらんなさいと指さす先に竹かごがあった
生きた鳥を入れるの可哀想って言ってね
ぬいぐるみの鳥が入ってるのよ ふふ
シマエナガのマスコットが数個
エナガ団子を再現するみたいに並んでた
可愛いな うん 可愛い
聞くところには蚤の市で見つけた竹の鳥かごが気に入り買ったけれど、小鳥を閉じ込めるのは気が引けて、ああなったとの事
断じて世話が億劫だからでは無いと補足されると、やや言い訳めいて聞こえてしまう。そうか。知らない一面が垣間見えた気がした。
やっぱり可愛い。
僕はいつも
手を伸ばす
目の前にいる
あなたに触れてみたい
声が枯れても
叫び続ける
この想いが
あなたに届くように
僕の未来は
あなたより短い
こんな僕だけど
次に産まれる事が許されるなら
またあなたの元でありますようにと
祈り続ける