『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥かご
鳥に憧れるのは
翼があるから
小さな家庭という
かごの中で
当たり前のように
暮らしているけど
あの大好きな空へ
何もかも捨てて
飛びたちたくなる
そんな日も
やっぱり
あるから
私は鳥かごのなか。
貴方に救われた。
ご主人様が愛してくれるから。
私は生きていけるの…?
生きてきてわかったこともあるけど。
私はただ、一つだけ疑問があるの。
どうしていつも…
『私を見て悲しそうな顔をするの?』
鳥かご
鳥を飼ってる人に会ったこと無いなぁ。
鳥と共存できるイメージがそもそもあんまないかも。
お互いに関わることない世界で生きてる感じ。
だからこそ、餌付けして毎日巣箱に帰って来るような事があれば愛着は湧くだろうなぁ。
猫より懐いてくれる犬が好き。猫も懐いてくれるなら好き。
ペットショップで鳥籠に入れられた鳥たちを見ると、昔の自分と重ねてしまう。
病弱で、満足に走り回ることもできなかった幼少期。
空を自由に飛び回る小鳥たちに羨望のまなざしを向けていた。
ただひたすらに、憧れていたんだと思う。
そして、劣情を密かに持っていたのかもしれない。
劣情というか、コンプレックスというか、そういうものを。
幼少期、そして学生時代にも、世間一般的に言われる『青春』とはかけ離れた生活を送っていたから。
僕にとっての青春というものは、もしかして病院なんじゃないかと思わせるほどに。
「久遠くん?」
はっと、意識を引き戻された。
今は講義中で、隣には極度の人見知りの同居人が座っている。
「大丈夫?なんか考え事…してたみたいだけど……」
僕にしか聞こえない声で問われる。
「大丈夫。ありがとう」
僕が言うと、彼はすっかり気の抜けて安心しきって頬が緩んでいて。
「良かったぁ…珍しくノートもとってないしと思って……体調悪いのかなとか思ってたけど…」
思いに浸りすぎて、ノートをとるのを忘れていたのは失敗だった。
後で見せてもらおう、と思って、今度はしっかりとペンを持つ。
窓から、小さく鳥のさえずりが聞こえた。
十数年前の僕へ。
今、僕はすっかり元気になって友達と日々楽しく過ごしています。
あのとき、頑張ってくれてありがとう。
今の僕はもう病院という名の鳥籠に囚われていません。
ありがとう。
そして、これからを楽しみにしていてください。
#鳥かご
ちょっと話が逸れるのですが、
子供の頃の話です
小さなかごと麻の紐で作った特製の仕掛けで
スズメを捕まえたことがあります
小学三年生でした、私
子供ながらにすごく興奮したんです
もちろん逃しましたけど
人生初めてのハンティングでした
翼の折れた小鳥を拾った
鳥籠の中で大切に育てて
その翼は完治した
僕はその小鳥を、空に返すべきだと考えた
籠の中で、外の世界を知らないまま一生を過ごすなんて
僕ならそんな人生、嫌だと思ったから。
どんな生き物にも、自由に生きる権利がある
そうして小鳥が飛び立ってから数日後
家の近くの森で、息絶えている小鳥を見つけた
きっと自分より大きな生き物に襲われてしまったのだろう
僕は、どうするのが正解だったのか
今でも分からない
鳥籠
鳥籠って聞いて一番最初に思い浮かんだのはハイキューの映画だったな
鳥かごの中は安全なのかもしれないけど、退屈でつまらない。一匹でよかったのに。
今日から君の仲間だよといれられた鳥とは合わず
ますます居心地は悪くなった。
ある日鳥同士は喧嘩した。
鳥かごが大きく揺れるくらいに暴れて、宙吊りのかごは地面へ落ちた。その拍子で扉は空いた。
飼い主が帰ってくる前に逃げよう。鳥は逃げた。
もう一方の鳥はそのままかごに残った。
嫌なら逃げたっていい。逃げは恥じゃない。
逃げるが勝ちとも言う。
飛び出した先に見える世界は新しいもので溢れている。どうせ鳥かごの中にいたって死ぬんだ。
だったら自分にとって居心地のいい場所でたくさん綺麗な思い出を作って、死にたい。
せっかく翼があるんだから使わないなんて勿体ない。
鳥かごの鳥も世界を知らなかったら井の中の蛙と同じ、水の中は進めないけど翼も使わなかったら。
同じだろ。
鳥は天から街を見下ろした、次の居場所を探すために
鳥かごから貴方を見ています。
貴方はどうしてこんな事をしたのか
私には分かりません。
寂しかったのですか?怖かったのですか?
一人が嫌で人恋しくなったのですか?
私はその答えを知りません。
鳥かごから見た私はどう貴方に写っていますか?
儚いですか?綺麗ですか?可愛いですか?
他の人に見られたくなくて
こうして軟禁をするのですね。
私には窮屈です。
早く鳥かごから出して下さい。
そして、この部屋から飛び出して鳥のように
羽ばたいて何処かへ行きましょう。
"そんなにも僕は駄目でしたか?"
何でかって?
私にはまだやるべき事があるんだ。
"幸せも知らずこんな事しか出来ない
貴方は愛せません。さようなら。"
人生を変えてまでこの人とは居る意味はない。
人よ、
自由に羽ばたく権利は誰にも取られやしない。
だから、諦めるな、逃げるな、
自由の切符を取り戻せ!!
私のようにならないでね。
走馬灯が見えた後に地面が見えた。
グヂャ。
温かい液体、肉片、肉塊しか
そこには残らなかった。
【鳥かご】
からの鳥かご
中の鳥は逃げたのか死んだのか
主を失い転がる鳥かご
在りし日の思い出
鳥かご……何を書けと?ええと、鳥かごって、静香ちゃんの家にもあるよね。金糸雀だっけ、、、だから?
僕はペットも何も飼っていない。猫とか、飼ってみたい気もある。鳥はあんな狭い牢屋みたいな所で暑苦しくないのだろうか。でも、動物園もそんなものか。鳥の気持ちになると、少し可哀想な気もする。人間が牢屋に入れられて、見世物にされる。なんか、嫌だなぁ。確かに、そう考えると動物園はクソだ。みたいになるけど、そんなことじゃあなく、動物園には、動物を保護するという役割もある。
視点を変えるだけで、一つの事例はいくつもの表情がある。牢屋のような鳥かごも大豪邸になるのだ。
わたしの鳥かごの中のあなたはこの世で一番幸せそうで。わたしはあなたを手放してあげたいのにあなたが見捨てないでと縋るから悪いのよ。
鳥かご
ずっと鳥かごの中にいるみたいだった
必要なものは何も言わなくても用意され
彼らが安心するためだけに閉じ込められた
大切なものは奪われ
お前は飛べないんだからと刷り込まれた
実際、外に出てからの私は
自分でかごを作り
いつまでもそのにとどまっている
鳥籠
人生とは鳥籠のような不自由の中で自由に生きていくこと
人間は鳥かごのようなせまいかごに入れられて固定概念に
縛られている
鳥かごの中に、私が捕らえた蝶がいる。ひらひらと羽ばたく蝶の羽は絹みたいに滑らかで、動く度に羽の色が鮮やかに変わる。
ブルー、イエロー、グリーン、ブルー。
不思議な蝶だわ。ずっと見ていると、何だか蝶が膨らんで見えてくるわ。ほら、見て。鳥かごの中でポンプで風船が膨らむみたいにムクムクと大きくなってる。
ぎちっと鳥かごが音を立てる。鳥かごの柵が曲がる、どんどん蝶が大きくなってはち切れんばかりに膨らんで――鳥かごが水ヨーヨーのように破裂した。
鳥かごの破片が私に一直線に向かってくる。凄まじい衝撃と脳みそに鋭利な物体が突き刺さる感覚。
ぐらっと身体が仰向けに倒れる間際、巨大な蝶は窓を突き破って青空へと羽ばたいていった。破片が舞うように虹色に輝いて飛び散る。まるで水しぶきのように、美しく。
あぁ、閉じ込められるのが嫌だったのね。
私もそうよ。
閉じ込められた狭い世界は、嫌いよ。
無邪気な君
傷ついてほしくないから
大切だから
鳥かごに閉じ込めたくなる
鳥かご
わたひは鳥かごが嫌いだ
生き物を閉じ込めるものが嫌いだ
みんな自由になりたいから
閉じ込められたら
暴れる騒ぐ
そんなジレンマが
悲しい
鳥かご
鳴いている小鳥
大空に飛び立つ為に
鳥かご
開けておく
自由を感じて
飛べるように
なな🐶
2024年7月25日1807
鳥の様に自由に羽ばたき大空へ翔びたい
しかし それは幻想であり
鳥達は必死に羽ばたいている
楽しんでいる訳ではないのは
分かっているのだけれども
何時も考えてしまう
そして自らに足枷をし
翔べない事を言い訳にして
満足をしている人間が1人
翔べないのではなくて
翔ぶ事を放棄してしまった
哀れな人間が1人
鳥の様に自由に羽ばたき大空へ翔びたい
羽ばたく勇気を欠片程も持たない自分は
今日も1人呟いている