『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#風に身をまかせ
今日は、風強い。
そのせいで海も荒れている。
ぐるぐると渦をまいて、僕はそこに引き込まれていく。
あわわ、わわ。
体がぐるぐる、目が回る。
痛覚がない体とはいえ、不自由だなあ。
クラゲってやつは。
風に身をまかせ、海流に身をまかせ。
どこへともなく泳いでいく。意外と、楽しいよ。
「風に身をまかせ」
どこまでだっていけるのだ、なんて言うが易し。
飛ぶのは私、着地するのも、もっと遠くへ飛び続けるのも私。
なら私は誰よりもしっかりと、飛ぶに値する瞬間を見定めなければいけない。
行きたい場所まで飛んで行けるように。
「風に身をまかせるとしたらどうしたい?」
ふと、そんな質問をされた。
うーん……
「僕は…どっか知らない場所に飛んでいきたい。
誰もいないところ。景色がきれいなところ。
あぁ、できることなら本の世界まで身をまかせ飛んで
いきたい…かな?」
「ふふ、君らしいね」
「お互い様でしょ?きみも、きっと最後だけ同じなんだから」
「まぁね、でも私だったら誰もいないところで___からそこまで飛ばしてもらおうかな」
「君も十分君らしいこと言ってるよ」
「そう?」
もし叶うなら、僕は君と約束をしていた旅に出たい…。
そんなこと言ったら僕らしくないから言わないけどね。
きっと、「君は明日は雨かな?」とでも言うのだろう?
でも、心に秘めた秘密だからね。口が裂けても言わないだろうね。
…でも僕はやっぱり君と風に身をまかせて旅をしたい。
# 2
風に身をまかせ
仲間と一緒に
1羽でのんびり
太陽の温もりを全身で感じながら
季節の変化を感じながら
空を翔びたい
それは、水族館で暮らす1羽のペンギンの夢
風に身をまかせ
私は、たんぽぽ
ある日突然小さい子供に抜き取られた。
そして冷た息でフーと吹かれてみんな飛んでいった。
その時私は新しい自分に生まれ変わるんだと思って風に身をまかせ小さい田んぼまで飛んでいった。
その3ヶ月私は生き生きと成長している。
お題 風に身をまかせ
さよならと告げたあなたが遠くなる
この瞬間が想い出になるなら
何も怖くないけど
いっそ風に身をまかせて
このまま流されるだけ流されたい
風に身をまかせ。
ふわり ふわり 花びらにのって
飛んでいく気持ち。
水溜まりの大きな池を
見つけたよ。
花びらつなげて
作ろうか、きみとぼくだけの
大きなボート。
できたら、池に浮かべてさ。
行こうよ、さぁ、冒険の
始まりだよ。
僕の中の又三郎の音と
違うことがとても嬉しかった、あの曲
文学モチーフのアルバムを
その本を読み返しながら聴いていた
初めて物語に触れたときのような
みぞおちがふわっと上がる
期待と羨望を混ぜたような心持ちがした
どっどど どどうど
どどうど どどう
風に身をまかせ、みんなと一緒に飛んでみたい
一度、風に呑み込まれてみたい
僕がどんなにそう願ったとしても
僕は、共に飛べる群れをつくりたい
「んー気持ちいい、、」
風がとっても今日は気持ちいい。
天気も良い。
このまま風になって身を任せたい。
両手を広げて上を向いて風を感じてたら
『飛んでっちゃいそうだね、本当に笑』
私の好きな人が話しかけてきた。
「え、っと、」
『学校の屋上、ここ、君よく来るよね。僕結構知ってるんだよ』
嘘、、結構見られてたのか。とちょっと恥ずかしい。
独り言とか結構言ってるよね私きっと。大丈夫かな、、
『いつも話しかければよかったんだけど、あの時間が心地良くてさ。』
「?」
君も1人でいたいのかなと思った。
「あ、私邪魔しちゃって、、た?」
『違うよ笑むしろ逆。』
と言って私の方に近づいてきた。
『なんだか君といるこの空間がすごく僕は好きだったんだ。話さずとも。』
と真っ直ぐ言われた。
好きな人が目の前でなんかすごくこれはきっと嬉しいことを言ってくれてない?と赤くなってしまう。
『って気持ち悪いよね笑笑僕の方がごめん。』
「え!!好き!」違うって言えればよかったのに咄嗟に出た言葉が好きとはなんだ私。
目をまんまるにして驚いちゃってるよ彼も。
でも
『ふはっ!びっくりした。何それ急に!じゃあ僕も言う。僕も好き!』
ちょっと照れながら言う君。
「わぁ、、お」
心地良い風がまた吹く。
身を任せるのはちょっと一旦置こう。
君とお話ししなくては!!!
風がくる
風に身を任せ
いっせいに飛び立ってゆく
運が良ければ
たどり着いた先で
生き延びることができるのだ
そうやって続いてゆく
命もあるんだね
ほら
タンポポの綿毛とか
独り風
否定した存在に
募らせた想いは
壊れ始めてく
過ぎ去りし流れ
歪みの配列の性
崩れ始めてく
廻り巡る天空に
翼広げ 地上見つめ
鮮やかに縁取り
流す雫 別れの記憶
サヨナラの
吐息…
風に連れ去る…
ただ風に身を任せ。
流れに身を任せてここまで来た。
振り返ると納得して行動したほうが良かったと後悔した。
かと言って、風に任せることが悪いこととは思わない。
自分では思いもよらない遠い場所まで行けることもある。
風に任せるそして自分で決める。
そのバランスが大切。
凍らせていた前髪が崩れて、私は人形じゃなくなった。風に本性を暴かれる度、自分がただの動物でしかないんだってことをいやでも意識してしまう。
風に身をまかせ
「 風に身をまかせ 」
はぁ、、ため息を着いた。
誰も居ないこの場所で、
疲れきった私は 「 死 に た い 」
そんな言葉だけが頭の中に充満している。
死にたい、死にたい、死にたい、死にたい?
本 当 に 死 に た い の か ?
いや違う、本当は
生きたい、生きたい、生きたい
だけどもう無理。
" 幸せになろう " って思って立ち上がった瞬間
その先に 闇 が見えた。
「 あぁむりだぁ笑 」
やめよう、やめよう 、 。
本当は生きたかった、幸せになりたかった。
幸 せ に な り た か っ た か ら 生 き た か っ た 。
そんなことを考えて
私は風に身を任せ、 風 に な っ た 。
もし、空気に責任感なんていう
突起がついていたりしたら、
邪魔になるだろうから
私達は彼らに信頼を示すために、
身を任せることが多い。
⚪︎風に身をまかせ
風に身をまかせ
わたしは、風を作る。
じっとしていないで、自分で風を作る。
自分らしく、生きていくために。
風に身をまかせ
冒険をしてみる
感情を増やしてみる
運命を未来を変えてみる
何かを感じ取ってみる
たくさんの挑戦
私は…できないと諦めてしまった
もう、一度落ちたら戻れない…
どうしてこんなことになったんだっけ?
ふわふわと空中に浮いているオレは、風任せに流れた。
辿り着いたのは、墓場。ある墓石の前に、ひとりの男がいる。
ああ、そっか。これは、オレの墓だ。
晴れた空の下に、雨が一粒。それを、オレは拭ってやることが出来なくて、申し訳なく思う。
『風に身をまかせ』
風に身をまかせ、同じ方向で、なかよしこよしな家族。
鯉のぼり。
(ちょっと季節外れ…)