『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【風に乗って】
シャボン玉のように
消えてしまってもいいから
風に乗って行けたらいいのに…
ずーっと
だれかかしらに支配されて
飛べずにいるんだ…
もうそろさ…
「風に乗って」飛び立とう
誰かの
娘でも
嫁でも
母でもなく
私は私として「風に乗って」…
あと少し
あと少しがんばる…
帰り道。最近できた大きな二世帯住宅。
その家からはどこか懐かしい香りがする。
どんな人が住んでいるんだろう。駅近にこんな大きな新築。二世帯ということは親の出資なのか…?
などと下世話なことを思うこともしばしば。
地元を離れ、友人も恋人もいない。噂話に興じるわけではないのだから考えるくらい許して欲しい。
俯き加減歩く帰り道、その家の木は間接照明で明るく照らされている。
歩を緩める。
横を過ぎる人の気配。黒い革靴がコツコツと音を立て、迷いなく進む。
彼が揺らした風に乗って、あの香りが鼻腔をくすぐった。
まさか。
僕はいつのまにか歩みを止めていた。
彼はあの家の前に立つと、スーツを整えインターホンに手を伸ばす。
その時ふと、僕の方を向いた。
目があう。時が止まったかのような間。
徐々に相手の目が見開かれた。
(テーマ:風に乗って)
【風に乗って】2024年4月29日
・・・風に乗ってってなんだよ…何気に1番難しいお題。
遠くの国
違う時
全てを超えて
この想いが止まることなく
寂しい人々の心に届き
そよ風のように癒しますように
[風に乗って]
風に乗って…
飛んでいけそうな華奢な体になれたらいいなー
最近気づいた、失敗を恐れて熟考する。そして、考えた通りに物事が進む。
そんな人生果たして面白いと言えるのだろうか。
頭で考える。
それを実行する。
このルーティンの中に流れに身を任せるという新しい課題が生まれた。
学生の頃は考えて答えを出せば良かった。
社会に出るとそれだけでは答えが導き出せない事を知った。
風の時代と言われる今。時の流れに身をまかせ、辿り着く先で考える事も人生の面白みなのかもしれない。
風に乗って
白いレジ袋っぽいのが
飛んでる
ああどうか
わたしの車が通過するときに
フロントガラスとかに
引っ付かないでね
まず無いけど
くう、と小さくもお腹が鳴る。
味覚ごと鼻をくすぐるその香りは、どんよりと疲労の蓄積するからだの隅々まで染み渡るように、大いなる魅力すらも運んできたのだ。
しかし、自宅でそれを手早く作るにしても、一体なにが足りていないのだろうか。
普段のストックの確認を疎かにしたのは自分だが、どうにも困ってしまった。
いっそのこと、少し奮発をして出来合いのものを買ってしまうのも良いかもしれない。
こういう時ほど、輝かしき企業努力の賜物たちとレパートリーの多さに感謝をしたくなる。
帰路を進んでいた靴の先が、くるりと向きを変える。
ぼんやりと迷っていた本日の夕飯。
その中心へ添えるに値するものを得る、決定打であった。
【風に乗って】
『頭が良くなりたいな』
本を読む私の膝の上で、愛猫はすーすーと寝息を立てる。
澄み渡る空は、太陽と共に世界を明るく包む。
洗濯物が、風の流れに身を任せている。
風が止み、愛猫は目を開ける。何かを思い出したかのように、私の膝から降りて、日向ぼっこを始める。
雲ひとつない空は、太陽がよく愛猫を照らしてくれる。
読んでいた本を閉じ、昼ご飯の準備を始める。
「周りに流されない、偉い」
テストの点数を見ている私に、一人の先生が言う。他の生徒達は、お互いの点数を見せ合い、競り合っている。
私の点数は、他の人より良かった。自慢出来るほどの点数だった。
窓からの光は、見せ合っている生徒達を照らす。
私は、先生の言葉に身を任せている。
私は洗脳から解けた。ただ、自分の好きなように勉強したいだけなのに、先生によってプレッシャーを押し付けられる。
雲で覆われた空は、私の心を再現しているようだった。
閉じていた本を開き、勉強の準備を始める。
風に乗って
❋風に乗って❋
風に乗って あなたのもとへ飛んで行きたい
そして ずっと2人で過ごせる場所へ行きたい
風に乗ってどこかへ行ってしまいたい。
けど私にはそんな自由が許されていないの。
みんなは好きなように舞っていくのに、
空にも地面にも縁のない子がたくさんいる。
あ、私の番だ。
私は木から離れふわりと風に乗った。
ふぅと息を吹きかけた綿毛が風に乗って飛んでゆく。
そのまま君のところまで飛んでいけ!
テーマ『風に乗って』
風に乗って
あなたに会えるように
風に乗って
飛んでいきたい
なな🐶
2024年4月29日1113
【風に乗って】
どこからか聞こえてきたフレーズはいつかの日にあなたが口ずさんでいた歌のそれで、思わず足を止めて振り返る。揺れる木々の気配。花の香り。楽器の音色。あたたかな風が吹く中で、振り返った先には誰もいない。
やがて、わたしは歩みを取り戻す。あの時、あなたはどんな言葉で歌っていたのだろうかと、記憶を手繰り寄せながら曖昧に口ずさむ。あたたかな風が吹く。楽器の音色が、花の香りが、木々の気配が遠ざかる。それでもわたしはひとり、歌い続ける。べつに、誰かに届けたい訳ではなかったけれど。
風に乗って
今年も来た。
風に乗って飛んでくる。『花粉』が来た。
花が生き残るには大切なもの。
あー、鼻がかゆい。
#風に乗って
雨上がりの夜明け
春の終わりの朝
いちじんの風にさらわれて
消えてしまった
タイセツ
たったひとつ失くしただけで
次から次へと
ワタシの中から何かが
消えてポッカリポッカリ
穴が空いてく
受けとめる術を知らない
愚かさに今更
…笑える
さらうなら
私の記憶をさらっていってよ
泣くことも笑うことも
もう要らないから
髪を切り風が囃し立てるから
頬に君を感じて僕らは恋に落ちた…
#38「風に乗って」
たった数秒で通り過ぎた綿毛など
きっと誰の記憶にも残らない
けれど、私はもしかすれば
誰かの故郷の綿毛かもしれない
その誰かは寂しさを抱えているかもしれない
嗚呼 まだとべる
まだ あなたの所へゆくまで
あなたの心に 花を咲かせるまで
だからきっと、覚えていて
風に乗って
私は風が好きだ
季節の香りを運んできてくれるから
春の昼下がりには心が穏やかになる花の香り
夏の夜には胸がいっぱいになる香り
秋の朝方にはカラッとした香り
冬の夜中にはすーっと心地よい冷たい香り
この以外にも様々な香りが
風に乗って私の元に来てくれるのだ
5月の前半に夏の香りがした時は
地球温暖化が脳裏に浮かび
「うわぁ……今年絶対暑いやん」
と眉間にシワがよってしまったが
夏の香りが1番好きなのですぐに許せた
夏祭りを花火を堪能したあの頃が蘇る香りだから
風に乗って 詩
この思いよ届け
風に乗ってどこまでも
届かぬ想いも何もかも全部
風に乗ってどこまでも
青春のその先へ届け